【函館スプリントS2016予想】スプリントなのにスピードだけでは勝てない函館コースの落とし穴

いよいよ今週の土曜日・18日から北海道シリーズが開幕する。まだ、宝塚記念は26日に控えているとはいえ、一旦・G1フィーバーに沸いた競馬ファンも勢いが一瞬ではあるが落ちている状況。その函館開催、最初に行われる重賞競走が函館すプリントステークスだ。このレースは余程スピード能力がずば抜けていない限り、スピードだけでは勝てないレース。芝の6ハロン戦。どう考えても、スピード色豊かな馬が断然有利に見えるこのレースには思わぬ落とし穴が待っている。

函館と札幌は洋芝である。脚にまとわりつくので、単純なスピード馬では押し切る事が出来ない。その為、人気馬の不可解な大敗が多い。単純な話、洋芝適性が非常に重要ということである。洋芝適性が高い馬はスピードとパワーのバランスが取れている馬。芝の1200Mにパワーが必要というのは意外だったかも知れないが、実際問題過去のレース結果が全てを物語っている。

このレースの登録馬で危険な人気馬はローレルベローチェ。中央のスピード競馬で3連勝でオープン入り。シルクロードSでは2着に入り、高松宮記念に進んだ。流石にG1の壁は厚く16着惨敗を喫し、一旦短期放牧。リフレッシュされ、函館スプリントSで重賞初タイトルを狙うが危険な人気馬と言える。サクラバクシンオー産駒なのでパワーがある事も考えられるが、今までのレースを見る限りパワーはあまりないタイプ。皆さんも前走着順に惑わされないで馬券検討をして欲しい。