【平安S2016】ドコフクカゼ、強豪打ち破り秋の大レースへ繋げ!

JRAのダート馬は例年になく層が厚い。G3とは思えない豪華メンバーがそろった平安ステークス。今週はヘヴンリーロマンス産駒から目が離せない。そんな一週間になりそうです。

2013年産ラニはケンタッキーダービーを終え、予定していたベルモントSまでにプリークネスSへの出走も表明したことで、アメリカ3冠レース完走なるかも注目を集めています。そして平安Sでは兄姉が中央で激突いたします。2010年産アウォーディー対2011年産アムールブリエです。

この兄妹、最近は武騎手が騎乗していますが今回はラニとのアメリカ遠征で不在。アムールブリエには落馬による休養中だった主戦浜中騎手が復帰しますが、アウォーディーにはルメール騎手が乗る予定になっています。

といいつつも、わたしの本命はドコフクカゼ。最近では目立たなくなりましたが、ダートといえばワイルドラッシュ産駒。最近はあと一押しが足りない競馬が続いていますが、定まらない鞍上に比較的相性の良い岩田騎手を4走ぶりに迎えます。前走ベテルギウスSでは負けてしまいましたが、手が合うのではないかと見ています。

もちろん今年に入って安定した走りを見せているアスカノロマンも不気味です。コース問わず結果を出しているあたり、太宰騎手との相性がよほどいいのではないか、と思います。とはいえ京都コースの相性でいえばドコフクカゼも負けてはいません。ここで勝ったとしても今年の帝王賞への選出は厳しい戦績ですが、秋には本賞金加算もありつながります。できれば、というより最低でも連には絡んで秋にはもっと大きな舞台に岩田騎手とともに歩んでほしいものです。