【夕月特別2019予想】もっと上のクラスで見たかった!?条件戦とは思えぬ屈指の好カード

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今年の高校野球・夏の甲子園大会では、神奈川の強豪・東海大相模とバッテリーの安定感が評判だった滋賀の近江が初戦で激突すると決まったときに「もっと上で対戦してほしかった」など勿体ないといった意見が多かったようです。強豪同士の対戦は盛り上がること間違いなしのため楽しみは後に取っておきたい、またトーナメントのため敗退すればそこまでとなり、いずれかは初戦で脱落というのは惜しいというファン心理が働いてのものかと思います。

少し話がそれてしまっていますが、今週土曜日の阪神10レースに組まれてる夕月特別も、このメンバーがここでぶつかるのかと思わせてくれるようなメンバー構成となっています。牝馬限定の2勝クラスで定量戦と、出走しやすい条件ではありましたが登録9頭、最終的に8頭立てでの開催となりました。

その中でも注目したいのが父キングカメハメハ、母シーザリオのシーリアと、同じく父キングカメハメハ、そして母ブエナビスタのタンタラスの2頭です。いずれも大種牡馬キングカメハメハ産駒であり、母もそれぞれ偉大な戦績を残した名牝同士です。

特にシーザリオはすでに3頭のG1馬を輩出している日本でも有数の繁殖成績を誇ります。シーリア自身は二桁着順での敗戦があるなど、兄弟に比べると安定感に欠けているのも出世が遅れている原因の一つと言えそうです。

タンタラスは父、母いずれともタイプが異なり、逃げか先行で現状は結果を残していきています。少頭数で行われる今回の夕月特別では、この馬に一番長く騎乗してきている川田騎手がどのような戦術を取るのかも注目したいところです。

その他にも、現役時代を知るファンも多いであろうアロマティコの初仔コパカティや、ローブティサージュの半妹ブランノワールと、頭数も少ない2勝馬クラスですが良血の揃う一戦となりました。

出世レースというデータも特にない条件戦ではありますが、注目したいレースですね。