ホウライアキコが現役を引退。繁殖牝馬に。
2歳時に小倉2歳S(G3)、デイリー杯2歳S(G2)を優勝し、重賞2勝のタイトルを持つホウライアキコ(牝6、南井克巳厩舎)が、12日(木)付けで競走馬登録を抹消し現役を引退することが分かった。
2歳で重賞を勝ってからG1にも挑戦するが結果を残せず、その後の重賞は馬券に絡むことは無かった。大敗続きで成績が振るわず、引退の話もすでに出ていたが、昨年の夏に一転し、まさかの障害レースに参戦。小倉の障害未勝利戦に出走すると、終わってみれば7馬身差を付け圧勝。
ほとんどの馬が苦戦する飛越の関門を難なく突破したホウライアキコに、鞍上の熊沢重文騎手も驚いたようで、最多勝利障害騎手を4度も獲得した経験がある障害レースの大ベテランに「飛越はとてもうまい。いいバネをしている。」と言わせたほどである。
このまま路線を障害でいくのかなと思われたが、その後は復帰せず、今回の引退に至る。最初で最期の障害レースとなったが、勝利に始まり勝利で終わる競走馬人生となった。今後は、北海道沙流郡日高町の長谷川一男のもとで、繁殖牝馬となる予定だ。
ホウライアキコ号、お疲れ様でした。
ホウライアキコ(牝6)
17戦4勝[4-1-0-12]うち重賞2勝。父ヨハネスブルグ、母ホウライサンデー、母父サンデーサイレンスという血統。