【阪神牝馬S予想2021】阪神巧者イベリス、再度の逃げ切りに注目
今週土曜阪神のメインレースは、1着馬にヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられる牝馬限定G2の阪神牝馬Sが開催されます。フルゲート18頭に登録13頭となっており、今年は全馬出走が叶う状況となっています。
阪神JFでは1番人気に支持されたものの思うような戦績が残せていないリアアメリア、秋華賞2着から年明けの愛知杯を制したマジックキャッスル、オークスではスイートピーSの勝ちっぷりから2番人気に支持されたデゼルなど、デアリングタクトと同世代となる明け4歳勢のディープインパクト産駒が上位人気を構成することになりそうです。
過去10年のデータをみると、昨年は2番人気のサウンドキアラ、6番人気のスカーレットカラーで決まったものの、二桁人気馬の台頭も目立つレースとなっており、穴馬の台頭にも警戒しておきたいレースとなっています。
一方でディープインパクト産駒の相性がいいレースということもあり、リアアメリア、マジックキャッスル、デゼルの3頭を馬券検討から外すのは危険かもしれません。
明け4歳勢に注目が集まる中で、オッズがそこまで上がってこないのではないかと思えるのが、ロードカナロア産駒のイベリスです。栗東・角田厩舎の管理馬で、前走の京都牝馬Sでは今回も穴人気となりそうなオルフェーブル産駒のギルデッドミラーを抑えて逃げ切り勝ちをおさめています。
全4勝中、3勝が阪神競馬場ということで得意の舞台ということもあり、さらに展開面をみても逃げたそうな馬がイベリスしかおらず、再度の逃げ切りも見込めるメンバー構成といえます。
4コーナー先頭で押し切った馬をみると、2012年のクィーンズバーン、2016年のスマートレイアー、2018年のミスパンテールと3頭の勝ち馬がおり、データ的にも買いの1頭ではないでしょうか。
本番の東京コースで逃げ切りは至難の業とはなりそうですが、コース適性、展開面を考慮して、イベリスには注目しておきたいところですね。