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【アイルランドトロフィー2025予想】実績馬か、上がり馬か?“初代女王”の座を懸けた壮絶バトル勃発

2025/10/10 18:41
【アイルランドトロフィー2025予想】実績馬か、上がり馬か?“初代女王”の座を懸けた壮絶バトル勃発

日曜の東京メインを飾るのは芝1800mで行われる牝馬限定のG2「アイルランドトロフィー」だ。勝ち馬にはエリザベス女王杯への優先出走権が与えられる重要なステップレースで、秋競馬の真っ只中、各世代の実力牝馬が府中に集結する。

このレースは長年秋の東京開催を盛り上げてきた「府中牝馬ステークス」が春開催へと移行したことに伴い、新設された重賞である。条件は従来の府中牝馬Sと同じ芝1800mの牝馬限定戦で、実質的には“秋の府中牝馬ステークス”といえる存在だ。舞台も東京競馬場の長い直線。瞬発力と持続力の両方が求められるコース形態だけに、脚質や展開次第で波乱が生まれる可能性も十分にある。

過去の府中牝馬Sを振り返ると、3番人気以内の馬でワンツーフィニッシュが決まったのは2016年と2018年の2回のみ。人気馬が必ずしも順当に走るとは限らず、波乱の余地を大きく残す傾向があった。新設初年となるアイルランドトロフィーでも伏兵の激走があって不思議はない。

世代別のデータでは過去の同条件戦で4歳馬と5歳馬がともに5勝ずつを挙げており、年齢的な充実期にある中堅勢が中心となる構図が浮かぶ。これに対し今年の登録馬には7歳のホウオウラスカーズ(前走・京成杯AH1着)、6歳のライラック(前走・クイーンS4着)、同じく6歳のカナテープ(前走・関屋記念1着)といったベテラン勢も名を連ねている。数字上は分が悪い世代だが、いずれも近走内容は優秀で、勢いと経験で若駒をねじ伏せる可能性も十分にある。

一方、穴を狙うなら昇級初戦組にも注目したい。過去には2022年に12番人気のイズジョーノキセキが大波乱を演出しており、勢いある上がり馬が一気に頂点を奪うケースも珍しくない。今年はアンリーロード、アンゴラブラック、セフィロ、ラヴァンダ、リラボニートの5頭が該当し、それぞれが前走で3勝クラスを突破して勢い十分。未知の魅力という点では、この組が最も怖い存在だ。

エリザベス女王杯への登竜門、そして新設G2の初代女王の座を懸けた戦い。秋の東京で新たな歴史を刻むのは、実績ある実力馬か、それとも勢いある新星か。府中の長い直線が世代を超えた女たちの本気のぶつかり合いを見届ける。

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