【礼文特別2021予想】豪州産馬ジャズエチュード、遅生まれの成長と軽斤量活かせるか?

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今週土曜札幌の最終レースに組まれているのが、芝1200mで行われる1勝クラスの特別戦・礼文特別です。別定ながら3歳馬の参戦もあってハンデ戦のように斤量に開きがある1戦となっています。

今回注目したのは3歳牝馬、かつ豪州産の遅生まれということもあってハンデ50kgで挑むジャズエチュードです。美浦・黒岩厩舎の管理馬で、今回は秋山稔樹騎手との新コンビで挑む予定となっています。

血統背景をみると、父アイアムインヴィンシブルは日本でなじみがない種牡馬ですが、その父インヴィンシブルスピリットはオーストラリアG3の勝ち馬で、スプリント適性の高い産駒をこれまで出しています。

デビュー戦は芝マイルを逃げ切り1馬身1/4差で勝利しましたが、2戦目の1勝クラスでは2F短縮の1200mに挑戦し、1番人気支持を受けたものの控える競馬がこたえたのか、6着敗退となっています。

今回は2ヶ月の間隔を空けて仕切りなおしの一戦となりますが、現状結果の出ているマイルではなく血統適性に従ったスプリント路線へ舵を切ってきました。前走のままだと乗り方に一工夫必要な印象もありますが、遅生まれなだけに成長が楽しみな1頭となっています。

同じ3歳牝馬からはデビュー前から評判だったフランケル産駒のモンファポリや、函館2歳Sで3着に入るなど洋芝適性、スプリント適性ともに高いラヴケリーが参戦予定となっていますが、いずれも52kgということもあり、2kg差を生かしてどこまでやれるのか、このクラス2戦目の前進に期待したいところですね。