ジョッキー人生は短い。しかし、恵まれている。
ジョッキーとしてデビューし、3年で引退する若手騎手もいる。やはり騎乗数が激減するとモチベーションが大きく下がってしまうのが要因。こればかりは仕方がない。ジョッキーと言う職業はレースに騎乗する事が仕事。その為に競馬学校で3年間学び、騎手試験を受け晴れてジョッキーとしてデビューする。最初は所属厩舎の調教師が勝ちやすい馬を用意してくれる。しかし、これは最初の2カ月くらい。後は調教で頑張ったり、レースで人気以上に持ってくるなどジョッキーのセンスが試される。
8人同時にデビューしたら10年後間違いなく8人が現役ジョッキーとして残っている事はない。引退しているジョッキーが必ずいる。しかし、ジョッキーの場合は他のスポーツ選手に比べ恵まれている。プロ野球選手などはいきなり戦力外通告を受けて、トライアウトなどで他球団に拾われないといきなり無職になる。野球解説者やコーチ、スカウトなど球団に残れる選手はある程度成績を残しチームに貢献した一握りの選手だけ。引退を余儀なくされた選手は就職活動をして新しい職場を探す。
その点ジョッキーは調教助手になる事が出来る。レースでは騎乗出来ないが調教でたくさんの馬に乗る事が出来る。そして将来的には調教師になるチャンスもある。調教師試験は難関ではあるが、しっかり勉強を仕事の合間や終わった後にして調教師を目指す事は出来る。ジョッキーは短命のケースが多いが引退後の職探しはしなくていいので、他のスポーツ選手よりは恵まれている。