【加付式“連番の法則”】エプソムカップなど先週の回顧・検証
東京都は11日、独自の警戒情報「東京アラート」を解除し、12日からは休業要請の緩和措置も「ステップ3」へと移行させた。ただ、その後も新規感染者数が20人以上となる日もあるなど「第2波」への予断は許さない状況だ。そんな中、4月11日(土)の開催日から「1回騎乗する毎に1,000円の基金を積み立てる」としている「日本騎手クラブ(会長・武豊氏)」が、1回目として「5月31日(日)までの積立金を(東西トレセンのある)茨城県・滋賀県に寄付する」こととなった。主に医療従事者応援金に充てられ、寄付額は茨城県・滋賀県それぞれに3,842,000円、計7,684,000円で、今後も基金の積み立ては継続。次回以降の支援先については、あらためて騎手クラブで決定する。
そして先週の開催でも、偉大な記録がまたひとつ。土曜函館10Rで藤沢和雄調教師(美浦)は、現役最多、史上2人目となるJRA通算1,500勝を達成した。その他、先週の主な出来事としては、20年度の顕彰馬に「キタサンブラック(牡8歳)」が選出された。顕彰馬の選出は、18年度のロードカナロアに続いて、通算34頭目。また前週のイギリスに続いて、欧州・アイルランドでもクラシック競走が始まり、1番人気シスキンが初戦の「愛・2000ギニー」を制し、日本同様無敗のGⅠ馬誕生となった。
GⅠレースが一旦お休みとなった先週は、東京で「第37回 エプソムカップ(GⅢ)」、阪神で「第25回 マーメイドステークス(GⅢ)」が行われた。その両重賞では、波乱の決着(エプソムCの3連単はJRA重賞史上9位の高配当)となったが、残念ながらともに法則外決着。しかしながら、土曜メインでは2場で連番の法則出現。東京が「一組連番」の63万、函館では「ALL連番」で202万の高配当となった。
それでは、先週の結果を振り返ろう。
- | 東京 | 阪神 | 函館 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1 | 1 | 1 | 3 | 8.3 |
一組連番 | 6 | 7 | 3 | 16 | 44.4 |
同番 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2.8 |
合計 | 8 | 8 | 4 | - | - |
出現率(%) | 66.7 | 66.7 | 33.3 | - | - |
- | 東京 | 阪神 | 函館 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2 | 0 | 0 | 2 | 5.6 |
一組連番 | 5 | 3 | 5 | 13 | 36.1 |
同番 | 1 | 2 | 3 | 6 | 16.7 |
合計 | 8 | 5 | 8 | - | - |
出現率(%) | 66.7 | 41.7 | 66.7 | - | - |
先週から函館開催が始まり、土曜日曜3場合計72レース中、出現確率No.1の「一組連番」が29レース、「ALL連番」が5レース、「同番」が7レースといった出現回数。「ALL連番」組み合わせは、ほぼ平均回数だったが、「同番」組み合わせが日曜にやや多く出現した。ただ特徴として、出現数や配当面で偏りがみられ、土曜函館は法則全体で4回、日曜阪神も法則全体で5回と少なかった。また日曜は、東京・函館でレース全般に荒れた結果が多かったが、連番の法則決着でも高配当が多数出現した。法則全体の出現率では、前記土曜函館と日曜阪神が「.333~.417」と通常より低めとなったが、土曜東京・阪神、日曜東京・函館ではいつも通り「.667」の出現確率を残した。
先週の「一組連番」は、日曜の東京と函館で大きな配当を多数記録。東京では土日で11回を数えた「一組連番」のうち、「10万超」万馬券が5回、残る6回中5回が1桁「万馬券」。「10万超」万馬券は、1番人気との「連番」2回、2番人気との「連番」2回で、残る1回も3番人気との「連番」であった。また、10万超の高額万馬券を3回記録した日曜函館では、1番人気との「一組連番」から「100万馬券」が出現した。毎週のように書いているが、先週は特に上位人気馬からの両脇馬番を抑えることで10万超馬券を手にできる大切さを物語った結果といえるのではなかろうか。
「同番」組み合わせは、3場土日で計7回出現。回数、高配当ともに日曜函館で際立って出現した。万馬券配当は7回中5回だったが、内3回が日曜函館。7レースでは、2番人気・3番人気の「同番」組み合わせで10万超を記録した。日曜函館で「同番」組み合わせの法則買いを続けた方は、好結果で終われたのでは。
最もお勧めと推奨している「ALL連番」は、土日で全5回出現。出現回数としてはまずまずと言えるが、中でも配当「10万超」を土曜阪神10レース、「200万超」を土曜函館メイン「函館日刊スポーツ杯」で記録した。いずれも穴人気の「ALL連番」には違いなく、手にするのは難しかったと思うが注目すべきは、「200万超」の法則決着となった函館。前週まで「連番の法則での大万馬券を狙うなら3~5番人気に注目」と記してきた5番人気絡みの「ALL連番」で出現した。3~5番人気に注目できた際には、思い切って「ALL連番」を抑えていただきたい。
馬券予想や組み立ては、人それぞれ千差万別。近走成績や指数、馬場適正やレース展開などなど、軸馬選定は今まで通り貴方次第で良いのです。
高確率で狙いたいなら「一組連番」、一発ホームランを狙いたいなら「ALL(すべて)連番」「同番」。いずれの組を採用するか(もちろんすべての組でも)は、貴方次第。そして特に大きな配当を目指すなら、注目すべきは「3~5番人気」からの組み合わせ。この「先週の出現確率」に納得いただけたなら、「加付式連番の法則」を「諦めず、次だ、次だ・・・」と試していただきたい。