【加付式“連番の法則”】金鯱賞など先週の回顧・検証
先週は、土曜に中山で「第40回 中山牝馬ステークス(GⅢ)」、日曜に阪神で「第56回 フィリーズレビュー(GⅡ)」、中京で「第58回 金鯱賞(GⅡ)」の計3重賞が行われた。
中山牝馬Sでは、16頭立て15番人気クリノプレミアム(松岡正海騎手)が大金星の重賞初勝利。2着にも人気薄12番人気アブレイズ、3着に1番人気ミスニューヨークが入り連番の法則「一組連番」決着した。
金鯱賞では、1番人気に推されたジャックドール(藤岡佑介騎手)が5連勝で重賞初勝利を決めた。2着2番人気レイパパレ、3着5番人気アカイイトで、勝利したジャックドールが大阪杯の優先出走権を手にした。
そして桜花賞トライアル・フィリーズレビューを制したのは、2番人気サブライムアンセム(池添謙一騎手)で、前走6走目での未勝利勝ちから連勝で一気に重賞制覇。2着に入った1番人気ナムラクレア、3着4番人気アネゴハダとともに桜花賞への優先出走権を手にした。また同じく桜花賞トライアルの中山メイン「アネモネステークス(L)」では8番人気クロスマジェスティが勝ち、2着に3番人気ラズベリームースで、この2頭も桜花賞優先出走権を手にした。
先週一週間の主なニュース
- マルシュロレーヌ
- 昨年、日本馬として初めて海外ダートGⅠ(BCディスタフ)を制した同馬が、9日付けで競走馬登録を抹消。今後はノーザンファーム空港で繁殖入りとなる予定。
- 松山弘平騎手
- 12日、阪神9レースで騎乗したハイコーストが前の馬に触れ転倒、落馬。同馬は頸椎関節脱臼のため死亡、松山騎手は搬送され12日時点では「頭部外傷」という発表。12日の10R以降と13日の騎乗はすべて乗り替わりとなった。
- 吉田豊騎手
- 12日、中山10レースで史上12人目、現役9人目となるJRA通算17,000回騎乗を達成。
では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 中山 | 阪神 | 中京 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1 | 1 | 1(1) | 3 | 8.3 |
一組連番 | 6(2) | 7(1) | 6(1) | 19 | 52.8 |
同番 | 1 | 1 | 0 | 2 | 5.6 |
合計 | 8 | 9 | 7 | - | - |
出現率(%) | 66.7 | 75.0 | 58.3 | - | - |
- | 中山 | 阪神 | 中京 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2(1) | 0 | 2 | 4 | 11.1 |
一組連番 | 4(1) | 6(2) | 6(2) | 16 | 44.4 |
同番 | 2(1) | 2(1) | 0 | 4 | 11.1 |
合計 | 8 | 8 | 8 | - | - |
出現率(%) | 66.7 | 66.7 | 66.7 | - | - |
- ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
- ※( )内は同枠2頭が入った回数
先週から第3場・中京開催が始まり2日間3場開催の計72レースが行われた。「一組連番」が計35レース、「ALL連番」が計7レース、「同番」が計6レースという内訳。ほぼ通常の「一組連番」メインの高確率出現となったが、日曜には「ALL連番」「同番」も固め打ちで存在感を示した。場別では2日間3場とも「58.3~75.5%」と満遍なく高出現率を残し、高額配当的にも100万超2回、10万超が11回と高配当連発であった。
「一組連番」は、日曜中山以外すべて半数以上を占め、1日4回(1/3)の日曜中山も前週の阪神同様、「同番」にカウントした2回が「一組連番」も成立(重複組合せ)していたので、実質的には半数の6回出現。お勧めの「同枠・一組連番」も両日全場で出現し、10万超高額も日曜中山のみ不発であったがその他すべてから計7回。さらに100万超2回も「一組連番」からで、ともに土曜中山の第8Rと冒頭のメインGⅢ中山牝馬Sでのもの。2回とも勝ったのが16立てブービー15番人気であったが、第8Rは2・3着が2・4番人気「一組連番」。さらに中山牝馬Sは2着に3着1番人気との「人気薄・一組連番」からであった。前週の弥生賞「同枠・一組連番」でも現れたが、最近の傾向から超高額を狙うには法則「一組連番」の2・3着付けが有効かもしれない。
「ALL連番」は計7回と引き続き好調。「同枠2頭絡み」が計2回と少なかったが、軸馬はすべて推奨人気内。推奨人気馬から6番人気以下の2頭への「ALL連番」での高額配当が目についた。推奨人気内から不人気馬で組める「ALL連番」に注目して抑えていこう。
「同番」も全6回と好調維持。際立ったのは1日2回ずつ出現の日曜中山と阪神で、ともに「同番」かつ「一組連番」かつ「同枠2頭絡み」の3条件重複から10万超高配当が出た。また中山では、もう1回も同じ3条件重複からで、3連複1.2万、3連単6.6万の万馬券であった。10万超2回は、いずれも勝利したのは1番人気であったので、「同番」以外の1頭を絞る際に条件重複がお勧めである。
「万馬券の宝庫・最終R」は、6回中3回が法則決着。そして5回に1回以上の10万超高配当が、なんと6回中5回の大爆発・最終Rとなった。法則3回からも10万超を2回占め、前週記した再びローカル開催の始まるで本領発揮した格好となった。引き続き、最終Rでは法則を使って「超大型」を狙おう。