【加付式“連番の法則”】高松宮記念など先週の回顧・検証
先週からいよいよ春のGⅠシリーズが開幕し、第一弾として「第52回 高松宮記念」が行われた。この後4月の一週を除いて6月第1週までGⅠレースが開催される。先週はその他にも3重賞が行われ、土曜に中山で「第70回 日経賞(GⅡ)」と阪神で「第69回 毎日杯(GⅢ)」が、日曜に中山で「第29回 マーチステークス(GⅢ)」が行われた。
GⅠ高松宮記念を制したのは、8番人気ナランフレグ(丸田恭介騎手)で、丸田騎手はGⅠ初制覇。ナランフレグはGⅢ3着2回、2着1回からの重賞初優勝をGⅠで飾った。2着に5番人気ロータスランド、3着に18頭立て17番人気のキルロードが入り3連複52万、3連単278万の大万馬券となった。そしてこの大万馬券は、2・3着連番の法則「同枠・一組連番」も演出した格好となった。
天皇賞へのステップ日経賞では、前年の菊花賞馬タイトルホルダー(横山和生騎手)が貫禄勝ち。前週の阪神大賞典に続いて圧倒的1番人気が格の違いを見せ、ここでも2・3着連番の法則「同枠・一組連番」決着。
さらに、もうひとつの古馬重賞マーチSは、2番人気メイショウハリオが勝ち、2着に12番人気ケンシンコウ、3着には同着の2頭が入り、先週は4重賞のうち3重賞で連番の法則「同枠・一組連番」決着。
残る3歳重賞毎日杯は、法則外決着。4番人気ピースオブエイトが勝利し、2着に9番人気ベジャール、3着1番人気ドゥラドーレスとなった。
その他、海外のドバイワールドカップデーでは、シャフリヤール(ドバイシーマクラシック)、パンサラッサ(ドバイターフ)がGⅠを制した他、日本馬が計5勝の大活躍をみせた週となった。
では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 中山 | 阪神 | 中京 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 1(1) | 4(1) | 5 | 13.9 |
一組連番 | 6(3) | 4(1) | 3(2) | 13 | 36.1 |
同番 | 1 | 0 | 3(2) | 4 | 11.1 |
合計 | 7 | 5 | 10 | - | - |
出現率(%) | 58.3 | 41.7 | 83.3 | - | - |
- | 中山 | 阪神 | 中京 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1(1) | 2(2) | 1(1) | 4 | 11.1 |
一組連番 | 9(3) | 4(1) | 5(2) | 18 | 50.0 |
同番 | 1 | 2 | 3(1) | 6 | 16.7 |
合計 | 11 | 8 | 9 | - | - |
出現率(%) | 91.7 | 66.7 | 75.0 | - | - |
先週は通常3場開催の計72レース。内訳は、「一組連番」が計31レース、「ALL連番」が計9レース、「同番」が計10レース。先週も「ALL連番」「同番」が多発し、「一組連番」が他組にやや押され気味といった前週とほぼ同様の傾向が続いた。高額配当数が全体的に少な目であったことも前週同様で、100万超2回、10万超が僅かに増加の計5回であった。高額出現傾向としては「土曜は中山」「日曜は阪神、中京」で際立った。
「一組連番」は、「ALL連番」「同番」が少な目の「中山のみ半数以上」の出現。その中山では2日間計15回中6回を「同枠・一組連番」が占め、「一組連番」の傾向が際立った。配当的には土曜に1日6回中3回での10万超が光った。そして前週の「同番」に代わって、先週の100万超2回は「一組連番」から。日曜阪神2Rでの3連複33万、3連単256万に加えて、冒頭のGⅠ高松宮記念でのもの。
高松宮記念では、最終的には20倍台となった8番人気ナランフレグであったが、Youtube「馬券的塾」で紹介したように「前日オッズでは8番人気ナランフレグまでが10倍台」であった。そして推奨末人気ロータスランドとの「同枠・一組連番」2・3着での278万波乱。前々週「金鯱賞」の回に記した「最近の傾向として超高額を狙うには「(同枠)一組連番」の2・3着付けが有効かもしれない」、がまさにGⅠシリーズ緒戦で実現。引き続き「軸馬選び」や「法則の配置」傾向などに注意を払って、是非高額を手にしてほしい。
「ALL連番」でも推奨術「同枠2頭絡み」が、計9回中6回と実に2/3という傾向出現。配当もすべて万馬券で、特に日曜は3場とも高配当。中山では1・2番人気の「同枠2頭絡み」から6.7万、中京では出現傾向で「注意して抑えて」と記した1番人気との2桁人気薄同枠から9.8万。そして阪神からも、1番人気の超順当勝ちからその同枠2桁(15番)人気と4番人気という3頭中2頭が推奨人気内の「ALL連番」で3連複8万、3連単23万。「ALL連番」でも出現傾向に注意して狙ってほしい。
「同番」も2週連続全10回と絶好調。10万超高額こそ無かったが土曜阪神以外のすべてから出現し、特に中京では土日とも3回ずつの固め打ち。万馬券に届かなかったのは僅か2回であったので、引き続き軸馬との「同番」はとにかく抑えることで拾っていこう。
「万馬券の宝庫・最終R」は、6回中5回が法則決着。先週の5回に1回以上の10万超高配当は、傾向通り土曜中山「一組連番」から1回。2番人気の勝利から2着(4番人気)との2桁「人気薄・一組連番」から14万配当。最終Rも傾向を中心に「軸馬との法則3組」で積極的に攻めていこう。