【加付式“連番の法則”】弥生賞など先週の回顧・検証

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先週は、土曜に中山で「第17回 オーシャンステークス(GⅢ)」、阪神で「第29回 チューリップ賞(GⅡ)」の2重賞、日曜に中山での「第59回 弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)」、計3重賞が行われた。

土曜2重賞は、残念ながらともに法則外決着。オーシャンSでは、2番人気ジャンダルムが2歳時以来の重賞2勝目を挙げた。そして阪神での桜花賞トライアル・チューリップ賞を勝利したのは、1番人気ナミュール(横山武史騎手)で前走GⅠ阪神JFでの1番人気惜敗の雪辱を晴らした。2着に入った13番人気ピンハイ、3着2番人気サークルオブライフとともに桜花賞への優先出走権を手にした。

日曜中山の皐月賞トライアル・弥生賞では、3番人気アスクビクターモア(田辺裕信騎手)が重賞初勝利。2着1番人気ドウデュース、3着9番人気ボーンディスウェイの連番の法則「同枠・一組連番」決着し、3頭が皐月賞優先出走権を手にした。

先週一週間の主なニュース

デビューウィン
3月に入り新人騎手がデビューを迎えたが、5日阪神1Rでデビューした角田大河騎手(栗東・石橋厩舎)が、初騎乗初勝利。さらに連続騎乗となった第2Rでも勝利し、デビュー2連勝は、79年の栗田伸一元騎手、96年の福永祐一騎手以来、史上3人目の快挙。
幸英明騎手
5日、阪神8レースで史上2人目、現役2人目となるJRA通算22,000回騎乗を達成。従来の武豊騎手の記録を更新する史上最速・最年少での記録達成となった。
池上昌和調教師
5日、中山10レースで現役145人目となるJRA通算100勝を達成。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

3月5日
-中山阪神合計出現率(%)
ALL連番1(1)2(1)312.5
一組連番6(1)5(1)1145.8
同番2028.3
合計97--
出現率(%)75.058.3--
3月6日
-中山阪神合計出現率(%)
ALL連番12(1)312.5
一組連番5(3)4(1)937.5
同番24(2)625.0
合計810--
出現率(%)66.783.3--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

先週は第3場ローカル開催が休みの2日間2場開催の計48レース。「一組連番」が計20レース、「ALL連番」が計6レース、「同番」が計8レースという内訳。2場開催にも関わらず「ALL連番」「同番」が前週とほぼ同数という高確率出現をみせた。場別でも2日間とも「58.3~83.3%」と2週連続で高出現率を残したが、高額配当的には10万超が4回と若干おとなしめであった。

「一組連番」は、先週も好確率。1日4回(1/3)と唯一少な目にみえる日曜阪神も、「同番」にカウントした2回は「一組連番」も成立(重複組合せ)していたので、全体的に半数前後の通常高確率。お勧めの「同枠・一組連番」は両日両場で出現したが、冒頭のGⅡ弥生賞を含め5回中3回を占めた日曜中山が当たり日と言えた。さらに「10万超高額は全部で4回」と前記した内の2回が「一組連番」からであったが、これも土日中山での「同枠・一組連番」から。まだまだ「人気薄・同枠馬」が高配当を引き寄せる。

「ALL連番」は計6回出現したが、際立ったのは1日2回ずつ計4回の阪神。土日とも2回中1回が「同枠2頭絡み」で、土曜は1番人気と4番人気の同枠2騎に人気薄(15番人気)「ALL連番」で10万超高配当。推奨人気内2騎からの「ALL連番」ならば、さらに点数は絞れるはず。人気に捉われずに「ALL連番」を組んでおこう。

「同番」は先週も全8回と多発。土曜阪神のみ不発であったが、その他すべて1日複数回の出現。1日4回と爆発した日曜阪神では、前週同様の「同番」かつ「一組連番」かつ「同枠2頭絡み」の3条件重複が2回あった。そして常々出現傾向と記している「連続出現」した日曜中山では、連続2レース目に1番人気との「同番」(8番人気)から3連複5.1万、3連単39万の高配当となった。その他も10万超にはカウントできないが、9万前後の好配当も3回あったので「同番」は回収率アップにはもってこいの攻め手と言える。

「万馬券の宝庫・最終R」は、先週も4回中3回が法則決着。ただ5回に1回以上の10万超高配当が残念ながら期待値から外れた。万馬券も約5万の土曜阪神1回のみ。再びローカル開催の始まる次週以降に期待して大型配当を狙っていこう。