【シルクロードS予想2021】リバティハイツ、軽ハンデ&中京好調の団野騎手で条件好転
今週の中京競馬場で行われる重賞は、1200mの電撃のハンデ戦「シルクロードステークス」です。例年多頭数となるレースですが、今年も18頭と揃ったのに加え、例年京都競馬場開催が中京競馬場ということでさらに予想が難解で面白いレースとなりました。
G3のハンデ戦とは言え今年は好メンバーが集結。高松宮記念を繰り上がり勝利で制しているモズスーパーフレア、その時に1着入線も降着で幻のG1馬となったクリノガウディー、NHKマイルを制したラウダシオン、ベテラン快速馬で2017年の高松宮記念を勝っているセイウンコウセイと3頭のG1馬が出走し、ヴィクトリアマイル2着もあるプリモシーンや、昨年のスプリンターズステークスに出走したライトオンキュー、エイティーンガールなどレベルの高いメンバーが集結しました。
そんな中で注目しているのは、6歳牝馬のリバティハイツです。リバティハイツは3歳時にG2フィリーズレビューを制覇し、桜花賞にも出走した素質馬なのですが、その後はマイル路線であまりいい結果がでずに、昨年の秋から1200m路線に変更してきました。
いきなりオープンのオパールステークスを制し、前走G3京阪杯で4番人気に推され8着となり、今回3度目の1200m戦となります。1200mの距離3回目の慣れで走りごろなのはもちろんですが、斤量も魅力的です。今回リバティハイツの斤量が54kgで、出走馬中最軽量となっています。
ただ、リバティハイツはこれまでの3勝全てと、2着3回、3着の2回時の斤量がいずれも54kg以下でした。55kgで走った5戦は一度も掲示板に載っていません。1200m2走目だった前走は55kgでしたので、それが堪えての8着であれば、今回54kgの大幅斤量ダウンはプラスに働きそうです。
また、鞍上は関西期待の若手、団野大成騎手です。団野騎手は、先々週に中京競馬場で行われた日経新春杯でショウリュウイクゾで初重賞制覇を飾ったばかりで勢いがあり、中京競馬場の重賞にいいイメージを持って騎乗できるのでさらに走りごろと言えるでしょう。
ということで、シルクロードステークスは1200m3戦目で走りごろのリバティハイツが、軽ハンデの54kgのアドバンテージを活かし、勢いのある団野騎手とのコンビで重賞制覇を果たしてくれることに期待して応援したいと思います。