“小倉三冠馬”メイショウカイドウ、かつての主戦・武豊を背に誘導馬引退

JRAに登録されていた元競走馬で、現在は小倉競馬場に所属する誘導馬のメイショウカイドウ(セ18)の引退セレモニーが、20日に小倉競馬場で開催されました。

引退式には現役時代に主戦騎手であった武豊騎手も出席しました。同馬に跨りパドックを1周し、当時からのファンにとっては懐かしいコンビ姿を見せて会場を盛り上げました。現役時代に同馬を管理していた坂口正大元調教師も出席し、武豊騎手が跨るメイショウカイドウの口取りを行いました。

メイショウカイドウは2005年に小倉大賞典、北九州記念、そして小倉記念を制し、史上初の同一年小倉三冠を達成。競走馬引退後は小倉競馬場の誘導馬に転向し、2008年1月から誘導馬としてデビューしました。誘導馬の業務以外にも、場外内で行われるJRAのPRイベントなどにも度々登場しており、競走馬としてレースを盛り上げたあとも、数々の競馬のイベントに参加し、競馬の盛り上げに大きく貢献してきました。約9年半の業務を終え、今後は小倉競馬場で乗馬訓練用馬になる予定となっております。

引退セレモニーに駆けつけたファンにとっても最高の一日となったと思いますが、本来エアスピネルで札幌記念が本線だったであろう武豊騎手にとっても、この日は北九州記念を勝利し、かつての相棒メイショウカイドウの誘導馬引退式にも参戦でき、大変嬉しい一日になったことでしょう。