競馬ヘッドラインロゴアイコン

【新潟牝馬ステークス2025】堂々主役はカネラフィーナ、軽量52kgなら盤石か

2025/10/17 15:03
【新潟牝馬ステークス2025】堂々主役はカネラフィーナ、軽量52kgなら盤石か

今週日曜の新潟競馬メインレースは、芝2200メートルで行われる3歳以上オープンの別定戦・リステッド競走「新潟牝馬ステークス」。秋の牝馬路線を占う一戦として注目を集めている。今年はフルゲート18頭に対して登録は17頭。格上挑戦馬も多いが、登録馬全てが出走可能なメンバー構成となった。

過去5年の傾向を振り返ると、上位人気馬が圧倒的に強いのが特徴だ。1番人気馬は4連対を果たしており、2番人気や3番人気の勝利もある。特に2020年・2021年は1〜3番人気での決着と、堅い傾向が際立つレース。2022年に8番人気ホウオウエミーズ、6番人気ホウオウイクセルが上位に食い込んだ例はあるものの、基本的には波乱は少なく、人気馬中心の決着が見込まれる。

そんな中、今年の主役候補として注目されるのが、フランケル産駒の3歳馬カネラフィーナだ。ここまでデビューから5戦して【3勝・2着2回】と連対率100%。どんな条件でも結果を残しており、東京・中山・函館と異なる競馬場での勝利は対応力の高さを証明している。今回は別定戦のため52kgの軽斤量で出走できるのも大きなアドバンテージ。秋華賞とのダブル登録となっているが、もしこちらに回ってくるようなら、データ的にも馬体的にも勝ち負け必至の存在といえる。4連勝で一気に重賞戦線へと名乗りを上げる可能性も十分だ。

実績面で上位なのは、ドゥラメンテ産駒のミアネーロ(4歳)。3歳時には紫苑ステークスで2着に入るなど重賞実績もあり、世代屈指の能力を誇る。前走の府中牝馬ステークスでは11着と結果を残せなかったが、直線で進路を確保できず力を出し切れなかった印象。今回はアロヒアリイの凱旋門賞参戦に帯同し海外遠征を経験した舟山騎手との新コンビで挑む。新鮮味のあるタッグでの一発に期待がかかる。

さらに、同じ4歳世代のフレミングフープ(父ハーツクライ)も侮れない存在だ。今年はコンスタントに好走を重ねており、前走も内容は上々。これまでにデムーロ、バデル、モレイラといった名手たちが騎乗してきた背景からも、陣営の期待の高さがうかがえる。今回は荻野極騎手に乗り替わり、格上挑戦とはいえ55kgの斤量で挑める点はプラス材料だ。展開次第では上位進出も十分に可能だろう。

データ的には堅めの傾向が続く新潟牝馬ステークスだが、勢いに乗る3歳馬カネラフィーナと、重賞実績馬ミアネーロの激突は見応え十分。そこにフレミングフープら新興勢力が加わり、秋の牝馬路線を占う一戦にふさわしい好メンバーが揃った。果たしてこの一戦から、次代を担う牝馬が誕生するのか注目が集まる。

【東京ハイジャンプ2025予想】実力伯仲の三強対決、勝負を分けるのは“斤量”か“勢い”か?
新LINEを必ずご確認ください