【スプリングS予想2019】激走期待の穴馬?ニシノカツナリ一発あるか

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クラシックトライアルが行われ、3歳クラシックの有力メンバーも着々と揃ってきました。17日(日)は皐月賞への関東エリアの最終関門「スプリングS」が行われます。

昨年2着のエポカドーロが皐月賞を勝利し、2015年の勝ち馬キタサンブラックと2着馬リアルスティールは皐月賞で2,3着に入着しているように、本番を占う意味で重要な一戦です。

今年の出走馬には、朝日杯FS・2着のクリノガウディーや、同レース4着で重賞2勝のファンタジスト、ホープフルS・4着のコスモカレンドゥラ、きさらぎ賞・2着のタガノディアマンテなど、重賞で上位に来ている実績上位馬たちが多く揃いました。

そんな実績馬が揃った中であえて注目したいのは1勝馬のニシノカツナリです。

2月に未勝利を勝ったばかりで、今回はデビュー3戦目となります。新馬戦で3着に敗れた後、続く未勝利戦では後方から上がり最速33秒9の末脚を披露し、後続に2馬身差を付けて快勝しました。新馬戦でも上がりは最速をマークしており、末脚は堅実。これぐらいは珍しくない戦績ですが、中山マイルで行われた新馬戦では、不利と言われる大外16番枠からの競馬で3着までは伸びてきましたし、未勝利戦は2番目に上りタイムの速い馬よりも0.6秒も速い時計をマークしており、着順以上に内容の評価できるレースでした。

外から進めて揉まれず先行したり、もしくは思い切って追い込みをかけた馬が嵌るといったようなケースがありますが、ニシノカツナリの場合は中段の位置取りから進め、直線では大外から差し込んで快勝。1、2着馬は内々を通ってきており、1頭だけ外から差してきたかたちでの勝利でした。

相手が弱かったという事もありますが、前走の2着から4着馬はその後はしっかりと勝利を挙げておりますし、時計も優秀です。新馬、未勝利といずれも武藤雅騎手が手綱を握っておりましたが、今回は勝浦正樹騎手へと乗り替わりとなります。

勝浦騎手と言えば、既にクラシック戦線に名乗り出ているニシノデイジーの主戦ジョッキーでもあり、ニシノ軍団のオーナーからの信頼は厚いジョッキーです。ここで確実にクラシックの権利をとって、ニシノ2頭出しを果たすための勝負器用と言えます。

展開次第では勝ちもあると予想し、今回は伏兵扱いとなりそうなニシノカツナリの激走に期待したいと思います。