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【カペラステークス2025予想】“中山専用機”ニットウバジル、凡走2戦は度外視

2025/12/12 16:33
【カペラステークス2025予想】“中山専用機”ニットウバジル、凡走2戦は度外視

今週日曜の中山競馬場では、電撃のダート1200mで争われるスプリントG3「カペラステークス」が開催。先週のタフなダート1800m戦・チャンピオンズカップとは趣を異にし、純粋なスピード能力が問われる一戦に計16頭が集結した。

その中で最も注目すべき存在が、ダノンレジェンド産駒の5歳牡馬ニットウバジルである。3走前に3勝クラスを突破してオープン入りを果たしたが、その後の2戦は6着、15着と結果が振るわない。しかし、この敗戦はすべて京都と東京の競馬場でのもので、得意の舞台ではなかった点を考慮すべきだ。

むしろ、今回中山に舞台が替わることこそが大きな追い風となる。ニットウバジルはこれまで中山で8戦し、【3勝・2着4回・3着1回】と完璧な成績を残しており、一度も馬券圏外に敗れたことがない。中山ダート1200メートルへの抜群の適性を示す戦績であり、前走までの凡走は完全に度外視していい。

さらに血統面からも心強い後押しがある。父ダノンレジェンドは地方のダート重賞を総なめにした名スプリンターだが、中央のダート重賞には1度しか出走していない。その唯一のレースが2014年のカペラステークスで、12番人気ながらまさかの圧勝劇を演じている。中山ダートでの高い適性を証明したその走りは、まさにニットウバジルに受け継がれていると言っていい。

得意の舞台で巻き返しを図るニットウバジルにとって、ここは重賞初制覇、そして父ダノンレジェンドが果たした“カペラステークス勝利”の親子制覇が懸かる大舞台となる。舞台設定・血統・実績、そのすべてが揃った今回こそ、最大のチャンス到来だ。

今度こそ中山でニットウバジルが輝く時が来た。父に続く栄光のゴールを期待し、力強い走りを待ちたい。 

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