【京王杯2歳S予想2017】すでに完成度が高いタイセイプライド、今が買い時?!

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今週は2歳の重賞が充実。4日(土)は東京競馬場で阪神ジュベナイルフィリーズと朝日杯フューチュリティSの前哨戦として位置付けられている「京王杯2歳S」が開催されます。

近年は大人しいですが、過去10年で三連単の配当が10万馬券以上となったのは計6回あり、波乱傾向が強い傾向にあります。穴馬もしっかりと入れて勝負したい一戦です。

すでに完成度が高いタイセイプライド、今が買い時か?!

さて、今回筆者が本命馬に選んだのはタイセイプライド(牡2、栗東・西村真幸厩舎)です。新馬戦では8枠からのスタートで外から好発を決めると番手からの競馬で追走。ペースはややスローで道中やや中弛みもあり若干掛かる場面も見受けられましたが、それでも直線で楽に先頭に立つと、ほぼ馬なりで突き抜けて後続を全く寄せ付けずに3馬身半差をつけて快勝しました。

2走目のダリア賞でも、逃げ馬を見ながら2番手を追走。ペースも早くなく、道中2番手から悠々と抜け出すと、500キロを超える大きな馬体を躍動させ逃げ馬を楽々と捉えるスピード感を披露。そのままゴールまで一直線に駆け抜け、1馬身3/4差をつけて快勝しました。時計、上がり共に平凡ではありますが、着差以上の強い内容で圧倒的人気に応えるレースぶりでした。

1400mは負け無しの2連勝となり、舞台を東京に移しどこまでパフォーマンスを上げてくるかが楽しみな一頭です。M.デムーロ騎手がデビュー戦から手綱を握っており、まだ譲ってないところをみても能力の高い一頭であることが予想されます。

父ヨハネスブルグ、母キャニオンリリーとい血統で、血統的には短距離路線で活躍する傾向があります。馬体重はデビュー時で502キロもあり、既に仕上がった完成度の高い馬体が魅力です。早めのデビューからガンガン活躍出来る下地は揃っているので、今まさに買っておきたい一頭です。

次に、対抗にはカシアス(牡2、栗東・清水久詞厩舎)を選びました。新馬戦はハナを切って逃げますが、差されて2着に惜敗。しかし未勝利では3番手の内から進める先行策で、時計的にも、内容的にもパフォーマンスを上げてきました。前半のペースが流れて、3~4コーナーで緩むも内で我慢し、直線では前の2頭の間を割って進路を作ってきました。そこからは一気に加速して突き抜けての完勝でした。

続く3戦目の函館2歳Sでも、先団のあとに位置する中団5番手から進め、我慢しながら3~4コーナーでは押していきながら外目を通って直線。前もがら空きで最後までしぶとく伸び続けてアタマ差で差し切っての勝利でした。雨の影響でタフな馬場でしたが、それでも最後まで伸びてきておりここでも高いパフォーマンスを披露。今回は1ハロンの延長で1400mとなりますが、1400m巧者を多く輩出しているキンシャサノキセキ産駒ですし、不安よりは期待感が強い一頭です。

今回の京王杯2歳Sはこの2頭を中心とした馬券と、本命馬であるタイセイプライドから穴馬を含んで広く流す買い方で勝負をしたいと思います。大波乱となるケースも少なくないレースなだけに、高配当も期待できる一戦です。それでは、皆さんの馬券のご健闘を祈ります!