【UHB杯2021予想】オレンジペコ、得意の先行力生きる
函館競馬の日曜メインは3勝クラスのハンデダート「UHB杯」が開催。昨夏札幌1勝クラスを大差で圧勝したゼノヴァースや、休み明けで挑んだ夏至Sを快勝してオープン入りを狙うハギノリュクスなど、ダート中距離路線で楽しみな馬たちが揃った。
上位勢も魅力だが、中でも注目したいのは2勝クラスを勝って挑むオレンジペコだ。
前走、札幌のダート1700mで行われたポプラ特別ではダッシュ良く先行して2番手追走。直線早めに抜け出して1馬身半差で快勝し、1番人気の期待に見事に応えた。
デビュー戦から「やや怖がりなところがある」と陣営が指摘しているように、テンから行きたがる馬だ。函館は1コーナーまでの直線距離が329mと短く、1~2コーナーの中間まで下りが続くため、テンは速くなりやすい特徴がある。先行勢にとっては不利なコース形態に思えるが、最後の直線は約260mと短く、後方から行く馬は自ら動いていける機動力が必要となるため、ここで差し切るのも実は至難の業となる。
スタートから迷わず先手を主張して逃げることが出来るオレンジペコの機動力は、ここで生きてくるはずだ。平坦コースの札幌での好走が目立つが、得意の先行力が生きそうな函館でも十分好走が可能と見て、同馬を有力視したい。