【高松宮記念2016予想】今年は逃げ馬多数、先行争い激化必至?!
今週末はなんといっても今年初のG1レース、高松宮記念が大注目。昨年の覇者であるエアロヴェロシティが疝痛のため同競走を回避することとなり、レースの行方はますますわからなくなった。
出走馬を考える時には、脚質という部分も含めて検討していくことが大事になる。各馬がどのような位置でレースを進めていくのか、偏っていることがないかを踏まえて予想を立てていくことが大事である。後ろから行く馬が多ければ前の馬が有利な状態になるし、逆もしかりだ。レースの前には各馬の脚質、そしてその割合を見ておく必要がある。
今年は逃げ・先行馬が多数!一体どの馬が逃げるのか?!
今年は逃げ馬が数頭登録しており、先手争いが激しくなる可能性が高そうだ。ハクサンムーン、ミッキーアイル、ローレルベローチェ、アクティブミノル、レッツゴードンキと、前で競馬をする馬が揃っており、先行争いの行方がどうなるかが見ものである。とは言え先行争いで力を使ってしまえばペースも大幅に上がってしまう可能性が高く、後ろの馬が多く台頭してくることになるだろう。もちろんこれまで逃げていた馬でも、当日になってから戦法を変えると陣営も当然いるだろうし、出遅れる馬なども出てくれば予想とは違った展開にもなり得る。ライバルの逃げ・先行馬にも勝ち、後ろの差し馬勢にも有利に競馬をさせないようなそんな難しい競馬が要求される。古馬G1の短距離戦という難しいレースで一体どの馬が活躍するのか?見どころは満載だ。
中でも注目の逃げ馬は何が何でも逃げそうなローレルベローチェ。これまでの全17戦中、逃げなかったのは4戦のみ。前走が初の重賞戦でメンバーのレベルが上がってもブレない逃げっぷりで2着に健闘した。テンの速さも武器で、今回もハナを主張してくる可能性は非常に高い一頭だ。
スプリント界の逃げ馬と言えばハクサンムーンなくしては語れない。'13年の高松宮記念では逃げて3着という実績もあり、同競走は今年で4度目のベテランだ。今年7歳で衰えを懸念するファンも少なくないが、前走のオーシャンSでは2着に惜敗したが逃げっぷりは未だに健在である。前走が本番へ向けての予行練習だったとすれば、ここも逃げていく可能性は高い。悲願のG1制覇達成もかかっており、陣営の本気度も高い。
前走阪急杯で逃げ切り勝ちしたミッキーアイルもやはり主導権を握ったレースでは強い。やはりこの馬も逃げてなんぼ。しかし今回は逃げ切り勝ちの難しい古馬G1の短距離戦な上に、1200mで勝ち星がないという距離の不安もある。ハナを主張する馬が他にも多いことから、今回はどうしても番手にならざるをえないか?前を見ながらの競馬で強い競馬ができるかどうか。いずれにせよ、強気の競馬に期待したい。
いくら予想しても競馬は予想通りにいかないことがほとんどで、何があってもおかしくない。だがしかし脚質から展開を予想することで馬券に絡んでくる可能性が高い馬を絞ることは可能だ。さらに予想した展開が見事にハマって自身の予想通りの馬券になった時の喜びと言ったらそれはもう競馬ファンにとってはこの上ないものである。今年の高松宮記念はなんとも予想しがいのあるメンバーで、このレースを100点満点の予想で的中することができればさぞかし快感だろう。枠順が確定されるまでは、各馬の脚質や、先行馬・差し馬のバランスを見ながら予想を立てていくとしよう。