【魚沼特別2019予想】青葉賞3着ピースワンパラディ、左回りに特化したローテーションで3勝目狙う

先週のスプリンターズステークスで4着と善戦したミスターメロディのこれまでの戦績を見ると、右回りと左回りで戦歴に大きな差が出ていることに気が付きます。G1馬でここまで差が出てくるのも珍しいかもしれませんが、古くは中山巧者と言われたマツリダゴッホなど、得意不得意というのが目立つ馬もいるのでしょう。

もちろん圧倒的実力差で得手不得手を物ともせず結果を出す超一流馬というのもいるのでしょうが、そんな怪物クラスは頻繁に現れることもなく、だからこそ競馬は面白いとも言えます。

さて、今週は左回りに特化したローテーションを続ける1頭、土曜新潟のメインレースに組まれている魚沼特別に登録の3歳馬ピースワンパラディについて取り上げたいと思います。父ジャングルポケットは東京コースを得意とした馬でしたが、それを受けてかピースワンパラディは左回りのみに絞って使ってきており、これまで3戦2勝と好成績を残しています。

唯一の敗戦となった前走の青葉賞3着ですが、それまでマイルしか走ったことのない馬がいきなり4ハロン延長に対応しての3着だったので能力の高さは伺えます。

関東馬のため今週から開幕の東京コースも左回りで参戦しやすいはずですが、相手関係の軽くなるローカルの特別戦で確実に3勝目を取りに来たか新潟まで遠征となります。

ライバルと見られるのは栗東・池江厩舎のスヴァルナ、そしてピースワンパラディと同厩舎2頭出しでルージュバックの半妹でもあるエリティエール、そして美浦・尾関厩舎のミッキーバードあたりが上位人気を形成することになりそうです。

近親にはヴィクトリアマイル勝ち馬のホエールキャプチャがおり、古馬初対戦の舞台として今回はベストと思われるため、2頭出しは人気薄のセオリーからいけばエリティエールのほうに馬券妙味はありそうですが、素質に期待してピースワンパラディから入ってみたいと思います。