リーディングトレーナーを突っ走る矢作調教師
11月11日現在、2016年の勝ち星は51勝で、2位の藤沢和雄調教師が43勝の為、8勝リードしている。調教師の場合は8勝差は大きい。どんなに有力馬を送り込んでもハナ差負けでは勝ち星は当然の事ながら増えない。ジョッキーにも同じことが言えるが、ジョッキーは騎乗中に作戦を変えたりする事は出来るが、調教師は指示を出した後はみているだけ。ここがもどかしい所でもある。
矢作厩舎は非常に人気の高い厩舎で、20の馬房に対し69頭の馬を預かっている。矢作厩舎に馬を預けたい馬主はまだまだたくさんいる。しかし現状ではこれ以上は流石に預かり切れない。20頭以外の49頭は放牧に出さなければいけない。厩舎の回転率を上手く上げ。しっかりと勝利を重ねなければいけない。そういった部分を考えると、今年の矢作厩舎は非常にうまく、勝ち星を重ねている。毎年リーディング争いに顔を出す矢作調教師。今年はリーディングトレーナーの座に1番近いポジションにいる。このまま逃げ切る事が出来るか?残りおよそ二ヶ月が勝負になってくる。