【競馬】ローブティサージュ、無事に引退・繁殖入り決定!
2012年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)の勝馬で、JRA最優秀2歳牝馬に輝いた須貝厩舎のローブティサージュ(牝5)が現役を引退し、繁殖入りすることが9日に馬主であるシルクレーシングの公式ホームページで発表された。
ローブティサージュは先月10月31日に開催されたスワンステークス(G2、京都)のゴール前で転倒し、競争が中止になったばかりであった。幸い命には別状はなく大事には至らなかったが、引退と繁殖入りが予定されている来年の3月までに万全の体調でレースに出走することは困難だと判断された。
同馬は昨年2014年11月に京阪杯へ出走する前では、スタート前のゲート入りを拒んだ際にJRAの係員により不必要にムチを振るわれてしばらくレースに復帰できなかったという一件もあり、何かとトラブル続きの馬であった。発走委員によって振るわれたムチの音はテレビ中継でもひろわれたが、この音を聞いてローブティサージュの精神的ダメージを心配したファンは筆者だけではないはずだ。今年3月に無事復帰を果たしたが、その後はレースをこなすも二桁着順の凡走が続いた。そこに追い打ちをかけるようなかたちで転倒事件が起こったので、ヒヤリとした方も少なくないのではないだろうか。人馬ともに命に別状が無かったことが何よりであったが、ローブティサージュの引退と繁殖入りが無事に決まったことに大きな安堵と喜びを感じる。
ローブティサージュ、晩年は色々と大変であったがよく走ってくれてありがとう。強い精神力を持った馬でこれからは産駒にも期待したいと思う。お疲れ様でした!