【富士ステークス2024予想】セリフォスに勝機あり!今度こそ宿敵ソウルラッシュに勝てるか?

マイルCSのステップレースとして注目を集める「富士S」。今年は安田記念3着から参戦するソウルラッシュや、条件戦3連勝と飛ぶ鳥を落とす勢いのジェイパームス、昨年2着のレッドモンレーヴなど魅力的な馬が多数揃った。

そんな中でもとくに注視したいのは、安田記念・5着から巻き返しを狙うセリフォスだ。

昨年の安田記念・2着の内容を考えると物足りないように思えるが、レースは昨年とは打って変わってタフ馬場、大外枠スタート、後方控えて大外ぶん回しと驚くほどに不利が重なった一戦だった。能力の差で負けたわけではなく、悲観する必要はないだろう。

富士Sは2022年に出走しており、道中は控えて中団追走から直線外へ出されると、上がり3F最速33秒2の末脚で伸びてゴール前で抜け出して快勝。条件が悪くなければこれくらいの競馬は難なくできる馬で、引き続き好調なら今年も勝ち負けになると見たい。

何と言っても今回もライバルのソウルラッシュが相手となる点が懸念となる。近4戦はソウルラッシュと全く同じレースを走っており、こちらがマイルCS・8着、香港マイル・7着、マイラーズC・2着、安田記念・5着という成績に対し、ソウルラッシュは2着、4着、1着、3着と安定感では一枚上。

今回も宿敵に跳ね返されると予想するファンは多そうだが、今年の馬場なら勝手は変わってくる。前走の安田記念は5着だったセリフォスに対してソウルラッシュは3着と好走しているが、今年はあくまで稍重の馬場が向いたかたち。昨年・一昨年の安田記念は高速化しており、東京の上質な瞬発力勝負では分が悪く13着、9着といずれも惨敗している。今年の東京なら馬場ならセリフォスの方にアドバンテージが生まれてくるだろう。

今年はこれと言った逃げ馬不在でミドルかややスローと速くならなそうな気配。上がりの瞬発力勝負になるなら、セリフォスの競馬がハマってくるはずだ。