【弥生賞2016予想】リオンディーズは切るべきか?
最近温かい日も少しづつ増えてきたせいもあってか、花粉がよく舞う季節になってきた。街にはマスクをする人がいっそう増えてきている気がする。馬も花粉症になったりするのだろうか?と余計な心配をするのも春の訪れのサインか。競馬界もいよいよクラシックのトライアルが始まり、春の足音が近づいてきた。
さて、6日(日)の中山メインレースは第53回弥生賞が開催。皐月賞のトライアルレースで毎年レベルの高い馬が集まる注目度の高いレースだ。紛れも少ない分堅い決着が多いレースでもある。今年は2歳王者のリオンディーズがここから始動。朝日杯FSを優勝し、クラシックの階段を駆け上ろうと意気込んでいる。朝日杯FSの2着馬・エアスピネルも幼少時からクラシックを意識して育てられてきた主役候補だ。
リオンディーズとエアスピネル。このクラシックの主役候補2頭の間に割って入る馬がこの弥生賞にいるかどうか、というのが見どころのひとつでもある。今年のメンバーを見渡すと、2連勝中と順調さを感じさせるマカヒキと、前走同じ舞台の寒竹賞を勝ったタイセイサミット以外はどれもドングリ状態。穴を開けれそうな馬は今回はいなそうだ。
デムーロマジックは今週も続くのか?
やはり上位を中心に少ない点数で勝負するのが正解か。1番人気は朝日杯の勝馬リオンディーズが最有力候補。しかし前走は出来過ぎの印象がないわけではない。今年すでに重賞を5勝もしているM.デムーロ騎手が手綱を握るということもあって期待は高まる一方だ。2月は毎週重賞をかっさらっていき絶好調。先週・先々週と土日のメインレースを連日勝っており、今週もデムーロマジックの波にノッてみようかという気にもなるが、そろそろ波も途切れるのでは。土曜のチューリップ賞まで勝って迎えるようならますます危ない。とは言え馬も騎手も実力は確かであり、その波に伸るか反るかもまた賭博。
デムーロマジックの人気もあってますますリオンディーズに人気が集まることになるだろうが、賞金的にも問題ない故にトライアル的な使い方をする可能性も高い。人気馬を切れるかどうかというところが今年の弥生賞の一番難しいところだろう。