【シンガポールターフクラブ賞2024】道営馬の大駆けには要警戒

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今週日曜札幌9レースに組まれているのは、芝1200mで行われる2歳オープンの「シンガポールターフクラブ賞」。

過去5年はすずらん賞として行われていたレース。レース名の由来にもなっているシンガポール競馬といえば、クランジ競馬場でコスモバルクやシャドウゲイトが活躍するなど日本馬にもゆかりがあるが、今年10月5日土曜日をもって終了が予定されている。

道営馬が多く参戦を予定している中、上位人気想定となっているのがヘニーヒューズ産駒の2歳牝馬のカワキタマナレアだ。デビュー戦に続いて鮫島駿騎手で挑む予定。血統面ではNHKマイルカップで人気薄ながら3着に善戦したカワキタレブリーを兄に持つ血統背景で、短距離オープンレースなら人気に応えてくれそうな下地はある。

ライバルになりそうなのが、母に洋芝短距離巧者のグランプリエンゼル、父にモズアスコットを持つ同じく牝馬のモズナナスターで、新馬戦2着の後に函館2歳ステークスに参戦したことでも印象深い馬。未勝利戦では力が違ってあっさり勝利し、ここまで3戦のローテは中央馬では多いが、楽しみな一頭と言える。

道営馬ではディーマジェスティ産駒の牡馬エムピーフリップが面白い一頭で、中央ではニタモノドウシが同じディーマジェスティ産駒でクローバー賞を連勝で勝利するなど洋芝巧者ぶりを見せている。ダート1000m、1200mしか経験はないが、克服する可能性もあり、人気薄が予想されるだけに穴馬で推奨したい一頭だ。