ソウルスターリングの妹がフランスでデビューへ
かしわ記念にも出走した今年のフェブラリーステークス勝ち馬モズアスコットは、芝・ダートでG1勝利を達成し、日本では数が少ないながらフランケル産駒の代表格となっています。一方で牝馬代表と言えるのはやはりオークスを勝利したソウルスターリングでしょう。
今年の日経賞でラストランとなったソウルスターリングですが、母は仏オークスとも言われるディエヌ賞を勝利したスタセリタで、2008年から2011年までフランスやアメリカで競走生活を送り、18戦10勝という成績でエクリプス賞最優秀牝馬にも選ばれたという、日本で繁殖生活を送っているのが不思議なほどの名牝です。
ソウルスターリングの他にも、ディープインパクト産駒のシェーングランツがアルテミスステークスを勝利するなど一定の成績を残しています。そして今年の2歳馬は、ディープインパクト産駒ながら日本ではなくフランスでデビューすることとなりました。
スタセリタがフランケルと再び交配するために海を渡りましたが、そのときに受胎していた5番仔の牝馬がセンチメンタルマンボと名付けられ、アンドレ・ファーブル厩舎に預けられています。また、その後は無事にフランケルの仔も受胎し、ソウルスターリングの全妹も誕生しています。そして、厩舎にはガリレオ産駒やシーザスターズ産駒など豪華なラインナップが今年も揃っているようですが、センチメンタルマンボも引けを取らない一頭といえるでしょう。
センチメンタルマンボのオーナーは日本の社台ファーム代表吉田照哉氏で、先々の成長次第では相性の良いとされる牝馬だけに凱旋門制覇も期待出来る一頭となるかもしれませんね。