【中山記念2019予想】外厩仕上げのステルヴィオ、重賞連勝へ充実一途
今週日曜日は中山競馬の開幕週を飾るG2「中山記念」が行われます。今年で第93回目と歴史あるレースで、これまでにも名馬と呼ばれるG1馬が多数出走してきました。今年も出走頭数11頭ながらその約半数の5頭がG1馬と言うハイレベルなメンバーとなりました。
G1馬は香港カップ2着のディアドラ、大阪杯を勝ったスワーヴリチャード、皐月賞馬のエポカドーロ、マイルCSを制したステルヴィオ、阪神JFを制したラッキーライラックの5頭。いずれの馬も力が衰えた感は少しもなく、2019年のG1戦線を賑わせてくれそうな馬ばかりです。
そんな中、筆者が一番注目しているのはステルヴィオです。昨年、中山記念と同じ舞台・距離で行われたスプリングSを勝ち、皐月賞も4着と中山の舞台で好走しております。1800mは3戦して「2-1-0-0」と連対率は100%です。中山の1800mはベストの舞台と言って良いでしょう。
昨年のダービーまでは追い込みの戦法が中心でしたが、秋の毎日王冠、マイルCSではスタートが良くなり、前目の競馬でも結果を残すようになりました。追い込み一辺倒よりは前目の方が成績も安定する傾向にありますが、前走のマイルCS(2着)はまさにそれを証明してくれたレースであると思います。近2走だけでは判断しにくいところもありますが、テンは以前よりも速くなったという印象もありますし、心身ともに成長を感じさせる一戦でした。
他の4頭のG1馬のG1勝利がいつだったかを改めて確認してみると、ディアドラが1年4か月前の秋華賞、スワーヴリチャードが10か月前の大阪杯、エポカドーロは10か月前の皐月賞、そしてラッキーライラックは1年2か月前の阪神JFと、いずれも結構前のことです。その点、ステルヴィオがG1を制したのは前走のマイルCSで、つい4か月前と最近のこと。5頭の中では現在が一番充実している馬でしょうし、前走の勝利で勢いもついたことでしょう。約4ヶ月の休み明けとなりますが、今回も前走同様にノーザンファーム天栄の外厩仕上げで期待はできそうです。
上位はレベルが高いですが混戦模様。そんな中でも中山巧者で1800mがベストの距離、そして前走のG1勝利で弾みを付けたステルヴィオに重い印を打ちたいと思います。