【STV賞2025予想】テリオスララ復帰戦に注目!洋芝実績馬との力関係は?

今週土曜の札幌メインレースは、芝2000メートルで行われる3歳以上3勝クラスのハンデ戦「STV賞」が開催。フルゲート16頭に対し、登録馬もちょうど16頭と、今年は全頭が出走可能な状況だ。
注目を集めるのは、3歳牝馬テリオスララ。昨年は牡馬相手の萩ステークスを勝利し、続く阪神ジュベナイルフィリーズでも7番人気ながら3着と好走した実績を持つ。シスキン産駒の素質馬は、約8カ月ぶりの復帰戦となる今回は上位人気が想定されている。
騎乗予定は、これまで主戦を務めていた鮫島克駿騎手。前走で手綱を取ったデムーロ騎手は現在アメリカ遠征中のため、鮫島騎手とのコンビが復活する見込みだ。札幌芝コースではデビュー戦と未勝利戦でいずれも連対しており、コース適性は高い。ただし、今回は距離が2ハロン延びる点が鍵となりそうだ。秋華賞出走を見据えた一戦としても注目が集まる。
一方、このクラスで安定した実績を残しているのが、サクソンウォリアー産駒の4歳牝馬エラトー。前走の五稜郭ステークスでは2着に入っており、洋芝適性の高さもあって北海道シリーズでは堅実な走りを見せている。引き続き有力馬の1頭として警戒が必要だ。
牝馬に人気が集中しそうな中、牡馬勢からはテーオーダグラスに注目したい。リアルスティール産駒の4歳馬で、前走の五稜郭ステークスではエラトーに次ぐ3着。洋芝での連対歴はないものの、実力は確かであり、今回のように人気が割れそうな一戦では単勝妙味もありそうだ。鞍上は前走に続き、若手注目株の佐々木大輔騎手が予定されている。
牝馬vs牡馬の構図が色濃いSTV賞。夏の札幌で飛躍を目指す馬たちの激戦が期待される。

