【宝塚記念2016出走馬】迷走気味のタッチングスピーチ

宝塚記念に出走を予定しているタッチングスピーチ(牝4 栗東・石坂厩舎)。正直な感想としては、もっとやれそうな馬だと思う。ただ、ここ最近のレースを見ると、いまいちピリッとしない。距離も2000メートル程度があっているだろうし、体調が悪いわけでも無さそうである。

前走の目黒記念では、2番人気ではあったが結果は6着で、2走前の産経でも6番人気で9着と惨敗に終わっている。どうもレースのポジショニングに悩んでいる感じがあり、もたついている間に後方からのレースとなってしまう。もともとカーブでギアチェンジしての加速は、タッチングスピーチは苦手としている。そのため後方からの競馬では部が悪い。かといって、今回の宝塚記念で前に行くのも苦しいだろうし悩ましいところである。

悩んでばかりもいられないので、別の視点からのご紹介。宝塚記念の過去10年間を見ると2桁人気の馬が1着という波乱はない。去年の波乱でさえ6番人気であった。さすがに1着には人気上位が来るとして、2着3着に目を向けると二桁人気にも可能性が見えてくる。過去10年間、二桁人気の馬が来たのは2着が2回、3着が2回ある。梅雨時期のレースだけに、天候次第では展開が大きくて変わる可能性があることは、押さえておいた方が良さそうである。