【スプリングS予想2017】皐月賞の最終トライアルは好メンバー揃い!クラシックロードに進み出す馬は一体どの馬だ?!
19日(日)は中山競馬場で第66回スプリングSが開催。ご存知皐月賞のトライアルレースですが、今週は18日(土)に同じく皐月賞トライアルの若葉ステークスが開催され、皐月賞への最終切符が受け渡される週末となっております。
3着内の馬に優先出走権が与えられる一戦となるスプリングSは、本番の皐月賞だけでなくその後のG1で活躍する馬も多く輩出している出世レースという一面もあります。過去の勝ち馬には昨年の年度代表馬キタサンブラックや、G1・3勝のロゴタイプ、G1・4勝のメイショウサムソンなど名馬がズラリと並んでおり、未来のG1ホースを探して今からツバをつけておくのもいいですね。
皐月賞トライアルの中では一番の好メンバー揃い!実績馬か?それとも権利狙うメイチ勝負の馬か?
さて、皐月賞トライアルはすでに弥生賞が終わってますが、個人的には皐月賞トライアルの中ではこのスプリングSが一番好メンバーが揃ったという印象を受けますが、どうでしょうか?人気を集めそうな上位から紹介していきたいと思います。
メンバーの中でも朝日FSを勝ったサトノアレスは実績的にはナンバーワン。期待度の高い1頭です。デビューからの2戦は敗戦したものの、中央場所に舞台を移した3戦目からは3連勝しG1を制覇。じっくり春まで休養して今回が始動戦となるわけですが、前走の勝ちっぷりがフロックでないことを証明できるかどうか?非常に気になります。戸崎圭太騎手との新コンビも決定しており、クラシックでの活躍がされている一頭です。
そしてもう1頭の期待馬はアウトライアーズ。前走500万下のひいらぎ賞では大外の後方から一気に差し切って優勝。このひいらぎ賞で負かした2着のウインブライトと3着のナイトバナレットは次の若竹賞とジュニアCを優勝。今回スプリングSにも登録しているひいらぎ賞4着のエトルディーニュもひいらぎ賞の後は共同通信杯で2着に健闘していることからも、ひいらぎ賞がレベルの高いレースであったことが分かります。主戦騎手の田辺裕信騎手とも相性は良さそうですし、彼自身も惚れ込んでいる馬です。クラシックではまだ活躍馬を出していない小島茂之厩舎ですから、陣営としてもこのチャンスは是非ものにしておきたいところ。最低でも権利は獲っておきたいところでしょう。
この2頭の力関係を見るだけでも楽しめそうなレースとなりそうですが、他にも、重賞6勝と波にのるM.デムーロ騎手が手綱を握る前走フリージア賞の勝ち馬トリコロールブルーや、朝日FS2着馬のモンドキャンノといった強豪が揃っており、かなりハイレベルな一戦となりそうです。有力どころ以外の馬の激走があってもおかしくない一戦ですし、本番への権利が無い馬の勝負気配が気になります。
とにかく、実績馬と伏兵馬がいい具合に集まった今年のスプリングS。実績馬も注目したいところではあるのですが、個人的にはこういうトライアルレースは何とかして優先出走権を獲得したいと思ってメイチ勝負をしてくる陣営の馬を狙いたいと思っております。実績のあるサトノアレスやアウトライアーズも魅力的ではありますが、目標がまだ先なだけに他馬による大逆転の可能性も十分あり得ることを頭に入れて馬券を組み立てたいですね。