【宝塚記念2017予想】キタサンブラックを負かすのはこの馬だ・・・!

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2017年春、大阪杯と天皇賞・春を制し、春の古馬主要G1完全制覇にリーチをかけたキタサンブラック。このままの勢いで宝塚記念も勝ってしまうのか?それともキタサンブラックに待ったをかける馬がいるのか?今年の宝塚記念の注目はこの1点に絞られている。

春の中距離G1はこれまで宝塚記念のみだったが、今年から大阪杯が加わり出走メンバーの質にも今年は変化があった。そもそも今年の宝塚記念は、4月頃から「大阪杯の二番煎じになるのでは?」と囁かれていたが、登録馬が発表されると、やはり予想通り出走メンバーは大阪杯で戦ったメンバーがほとんどであった。

やはり目玉は大阪杯で買ったキタサンブラック。この馬の牙城を崩すのは相当難しそうだ。天皇賞春では明確に差をつけられたサトノダイヤモンドは凱旋門賞遠征に向けて同競走を回避、さらに中距離で力を発揮しそうな皐月賞馬のディーマジェスティも回避が決定しております。他にも、中距離で面白そうなリアルスティール、アンビシャス、イスラボニータ、ロゴタイプといったメンバーも休養だったり安田記念へ向かったりで宝塚記念はスルー。

キタサンブラックの一強状態となっている今年の宝塚記念だが、「そろそろ連勝はストップしそう」「アタマはない」「大阪杯で仕上げきってた」などなど・・・インターネットの某掲示板サイトではキタサンブラックが崩れると予想する者の意見もチラホラとある。

“一強ムード”の宝塚記念、キタサンブラックを負かすのは一体・・・?

これが今回の宝塚記念の最大の懸念事項となっている。キタサンブラックの最大の武器は先行力だが、これに打ち勝つには4コーナーあたりではもう2馬身差以内ほど差をつめていないと難しい。

切れ味で勝負するタイプの馬というよりは、どちらかと言えば持続力で勝負する馬の方が良い。個人的に今回一強を崩す存在として注目しているのはゴールドアクターだ。前走の天皇賞春からはこれまでの主戦騎手であった吉田隼人騎手から横山典弘騎手へと乗り替わり、初コンビで挑んで7着に終わった。

前走はまさかの出遅れでさらに早いペース。押し上げにいくが、直線ではジリジリと伸びるも7着に粘るのが精一杯という感じだった。押し上げて行く際は掛かり気味で、やはり出遅れたのが何よりも痛かったレースであった。

今回は何とかスタートを決めてもらい、前につけてもらうしかない。前走も「前へ」という意識はあったし、おそらく今回も積極的にポジションを取ってくるだろう。阪神芝2200mというコースはゴール前の急坂以外は下りとなっており、本質的には長い脚を使ってバテなさを競うコース。スピードを持続できる先行馬を狙うのがセオリーだ。

腹を括った横山騎手の先行策が嵌れば、最後はキタサンブラックを交わしてゴールドアクターがゴールする可能性も決して低くはないだろう。今年はまだ見せ場を作れていないゴールドアクターだが、復活Vを期待するファンも多い。

最近はこの馬を軽視するファンも多く、気楽に乗れる点もプラス材料。ここは強い競馬で復活を果たしてもらいたい。