【東京新聞杯2016予想】予想を難解にさせる多様な出走馬の中抑えたい3頭
2016年2月7日(日)東京競馬場で開催の東京新聞杯(G3)、今年の出走馬は14頭が揃った。ここを勝って春のマイル戦線をリードしたい馬、このレースで復活を期す馬など、多種多彩なメンバーが集まった感じもあり、馬券を購入するファンにとっては、難しいレースになりそうだ。
年を感じさせぬスマートレイアー
このレースで注目してみたいのが、昨年の夏から成績が非常に魅力的に感じる馬に思えるようになってきた6歳牝馬のスマートレイアー。ヴィクトリアマイル(G1)を10着に惨敗した時には、5歳牝馬だし衰えてきたかなとも感じたが、次走の米子ステークス(OP)をいつもと違う形の先行抜け出しの戦法で快勝。
秋には、府中牝馬ステークス(G2)でコンマ2秒差の2着、エリザベス女王杯(G1)では、着順は5着ながら、勝ったマリアライトとのタイム差はわずか0.1差。マリアライトは、その後、年末のグランプリ有馬記念(G1)で4着に入るなどしているため、決して弱いメンバーと接戦しているわけではない。
母父ホワイトマズル
血統背景を見てみると気になるのが母父ホワイトマズル。種牡馬としての特徴としてもそうだが、若い頃から活躍しながらも、高齢期に入っても渋く活躍する馬を輩出するイメージがある。昔、引退レースの京都牝馬ステークス(G3)を凄まじい切れ味で快勝したビハインドザマスクという馬がいたが、イメージとしてはスマートレイアーもそのようなタイプに見える。父ディープインパクトよりも、母父のホワイトマズルの影響が強くでていそうなスマートレイアーに1発期待してみたい。
上積みの見込めるエキストラエンド
2番手には京都金杯(G3)を叩いて上積みが見込める、エキストラエンド。前走は7着ながら、最後方から上がり最速・33.4で突っ込んできた。勝ち馬とのタイム差も0.5差であれば叩き2走目での激走も期待できる感じである。休み明け2戦目の成績が【2-1-0-0】なのもプラス材料だ。
絶対的な能力でダノンプラチナ
今回は海外遠征帰りということもあり3番手に評価を落としてみたものの、それでもやはり絶対的な能力の高さから、G3のマイル戦ならば間違いなく上位には食い込むダノンプラチナ。前走の香港マイル(G1)は直線で前が詰まるなど不利があり、内容的には負けて強しの印象だった。
それ以外の注目馬
以下は、現在3連勝中で絶好調の4歳馬・ダッシングブレイズ。グランシルクは前走のニューイヤーステークス(OP)で上がり3F・32.9の豪脚を発揮して、タイム差なしの3着に入った。サトノギャラントも昨年の関屋記念(G3)以来の久々のレースになるが、東京マイルの実績は豊富でポン駆けが効くので押さえてみたい。
難解なレースだけにどの馬が勝ってもおかしくなさそうである。