【AJCC予想2017】”ツキ”のある馬ゼーヴィント、戸崎の1番人気で25連敗の記録をストップさせるか?
今回の同舞台となるセントライト記念でも2着と結果を残し、舞台の相性が良いゼーヴィント。近走も重賞戦線で安定した走りを見せており、崩れない安定感が魅力です。少し決め手に欠けるのが唯一の弱点ですが、メンバーの薄いここはチャンス。
アメリカジョッキークラブカップは中山の2200mで開催。中山は[2-1-0-0]と得意なゼーヴィントにとっては絶好の舞台で、いつも通り好位に取りつき早目ロングスパートから押切を狙います。ここはロングスパートが決まりやすい舞台ですし、近3戦の重賞での好走ぶりからも、2200mを走るスピード・スタミナ・パワーは十分G2レベル以上にあります。今回はG2にしては相手がかなり手薄といった印象があるので、ここは順当に勝機到来。取りこぼしたくないレースです。
不安要素はほとんどなし。近走不調気味の戸崎騎手もゼーヴィントなら問題なしか?!
他の陣営の馬を見ると各馬一長一短という感じです。前走迎春S(1600万下、中山・芝2200m)を優勝したミライヘノツバサは同じく中山巧者[4-1-1-1]ですが、中1週とローテが心配。昨年末に、金鯱賞(5着)で約1年ぶりにターフへ戻ってきたリアファルも'15年の神戸新聞杯勝ち、同年菊花賞3着と地力はありますが、能力が戻るにはまだ時間がかかりそうです。G1馬のクラリティスカイは今年、中山金杯2着で復調気配がありますが、今回は距離が若干長そうな印象があります。
しかし、セーヴィントに関しては不安要素が少ないです。強いて挙げれば前走、福島記念から間隔が若干空いている事位でしょうか。今週の最終追い切りできっちり仕上がるでしょう。デキ落ちはないと思います。むしろ間隔を空けた事によってリフレッシュされた状態だと思います。あとはレースで流れにしっかり乗れれば勝ち負け必至と言えます。
鞍上はセントライト記念ぶりに戸崎騎手に手綱が戻ります。2016年のJRA賞では最多勝利騎手に選ばれた戸崎騎手ですが、昨年末から地方も加えて数えれば1番人気の馬を25戦連続で飛ばしており、最近勢いに陰りが見え始めているなという印象。
「鞍上も不安要素では・・・?」と疑いたくはなりますが、ゼーヴィントとのコンビは[2-1-0-0]と相性抜群。昨年セントライト記念を連対した時にJRA連続連対を「10」に伸ばして記録を更新しておりますし、この記録自体夏にゼーヴィントがラジオNIKKEI賞を制したことから続いたもの。今回も1番人気の最有力候補に乗ることになりますが、何かと良い記録に携わってくれるゼーヴィントは幸運を引き寄せてくれるツキのある馬。今回は鞍上の連敗記録をストップしてくれるかもしれません。