【桜花賞2023予想】素質上位の〝この2頭〟で勝負だ！

今年はチューリップ賞、フィリーズレビュー、アネモネ賞で出走権の得られる上位着順馬が全て参戦しており、更にはクイーンCの1・2着馬も参戦と豪華絢爛。賞金1700万円で阪神JF・2着のシンリョクカが除外対象なのだから、今年は相当ハイレベルなメンバーが集まったと言えるでしょう。

そんな中で本命視したいのは、前走のシンザン記念を快勝したライトクオンタムです。

新馬戦は逃げてペースを落としての快勝でしたが、前走は控える競馬でハイペースにもしっかり対応し、牡馬を相手にしぶとく外から差し切り、無敗での重賞制覇を成し遂げての参戦となります。

前走はスタートで出遅れたうえに終始外に張ってと厳しい競馬を強いられながらも、上がり3F最速の脚を繰り出して1馬身差の完勝は相当能力が高い証拠です。

道中は掛かるところも見られ、課題もまだまだ多い1頭ですが、素質の高さは最上位。鞍上の武豊騎手は前走うまく抑えてくれましたし、この馬のポテンシャルをしっかりと引き出してくれると見ています。ということで本命はライトクオンタムです。

続いて相手ですが、対抗馬として有力視しているのは、阪神JF・2着のシンリョクカです。

当初は除外対象でしたが、滑り込みで出走が叶った運の強さもある1頭です。こちらも素質の高さは上位で、新馬戦と前走の阪神JFは全く違う勝ち方で結果を出してきています。

新馬戦は前半スローで上がりが速い瞬発戦。先行有利の展開を5番手から差し切って3馬身半差で快勝しており、ラスト2Fは11秒0－11秒1という新馬らしからぬ決め手を披露しました。

そして前走の阪神JFは、新馬戦とは打って変わって前傾ラップ。逃げ馬が飛ばす中、仕掛けて中団へポジションを取りに行き、直線は内に入って狭いところをうまく割って伸びての2着でした。

新馬戦よりも3秒近く速いペースでポジション取りで脚も使ってと消耗度はかなり高いレースだったはずですが、直線ではさらに動いて伸びての2着は負けて強しの内容です。新馬戦から動きが良く素質の高さは垣間見えていましたが、デビュー2戦目いきなりのG1でさらにセンスの高さを見せ、評価が一気に上がった1頭です。

流れの読みにくい近年の桜花賞においてこの対応力は大きな魅力。ここも上位争いを演じてくると見て、有力視したいと思います。

ということで今年の桜花賞は本命ライトクオンタム、対抗シンリョクカという予想で勝負したいと思います。今年は強い馬が多くどの馬が勝ってもおかしくないようなメンバー構成ですが、適性・実績・勢いなど様々なファクターの中でも素質とセンスの高さを最重要視してこの2頭を選出させていただきました。