魅力のシャトル供用種牡馬3頭
ディープインパクトの血が欧州で活躍を見せてきたように、日本で活躍した競走馬たちの血は日本国内にとどまらず、世界中でその存在感を見せてきています。積極的に欧米から種牡馬、繁殖牝馬の導入もしていますが、その血脈をうまく日本国内の配合でマッチさせてきているのが成功の理由の1つといえるかもしれません。
昨年、南半球にシャトル供用されていた3頭の種牡馬が無事に日本国内に戻ってきています。
オーストラリアのアローフィールドスタッドで供用されていたアドマイヤマーズとモーリス、そして同じくニュージーランドのリッチヒルスタッドで共用されていたサトノアラジンが現在社台ステリオンステーションで、日本での種付けシーズンに備えています。
中でもモーリスは、日本国内ではスプリンターズS勝ち馬のピクシーナイトを輩出しており、豪州でもヴィクトリアダービー勝ち馬も輩出したことから、日本国内のみならず、再度のシャトル供用で人気沸騰となる可能性も高い1頭です。
また、ダイワメジャー産駒のアドマイヤマーズもまだ今年6歳と若い種牡馬ということもあり、ダイワメジャー産駒のレシステンシアが昨年の香港スプリント2着に入っているように、海外実績も残している点も今年の種付けに後押しとなるかもしれません。
ディープインパクト産駒のサトノアラジンも、芝マイル路線で活躍が見込めるスピード能力を持っており、日本国内のほかのディープインパクト産駒の種牡馬と比較しても、種付け料は安く設定されていることもあり、先々楽しみな1頭といえそうですね。