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【ジャパンダートクラシック予想2025】王者の座を守れるか?ナチュラルライズに迫る強敵3頭に注目

2025/10/08 13:02
【ジャパンダートクラシック予想2025】王者の座を守れるか?ナチュラルライズに迫る強敵3頭に注目

8日水曜日、大井競馬場で行われるのはダート三冠最終戦・ジャパンダートクラシック(Jpn1・ダ2000m)。1着賞金7000万円という高額賞金を懸け、中央と地方の精鋭が激突する注目の一戦だ。創設2年目を迎えるこのレースは、羽田盃、東京ダービーに続く「三冠最終章」として位置づけられており、地方ダート界の頂点を決める舞台となる。

今年の主役は、羽田盃と東京ダービーを制したナチュラルライズ。創設2年目にして史上初となる三冠制覇の偉業に挑む。二冠時はいずれも完璧な内容で圧勝したが、今回は未対戦の強豪が揃ううえ、外枠発走という難条件。やや気性面に課題を残すタイプだけに、折り合いとペース配分が大きな鍵を握る一戦となる。ここを克服できるかどうかが、歴史に名を刻むか否かを分けるポイントとなるだろう。

そのナチュラルライズに挑む筆頭格が、サンダースノー産駒のナルカミだ。いわき特別、不来方賞を連勝して勢いに乗る上り馬で、美浦・田中博康厩舎が送り出す期待のゴドルフィン勢。スピードと持続力を兼備するタイプで、前々からの競馬が得意。直線での粘り込みには定評があり、レモンポップの後継として存在感を示す可能性は十分にある。

一方、アメリカンファラオ産駒のルクソールカフェも軽視できない存在だ。春にはヒヤシンスS、伏竜Sを連勝し、ケンタッキーダービーにも挑戦した国際派。海外遠征では結果を残せなかったものの、国内では底を見せていない。久々の日本での実戦となるが、パワー型のダート適性と佐々木騎手の積極策が噛み合えば、一気の戴冠もあり得る。

地方勢では、道営のルヴァンスレーヴ産駒ソルジャーフィルドが伏兵筆頭だ。ホッカイドウ競馬の三冠を制覇し、昨年のJBC2歳優駿ではJRA勢を撃破した実績を持つ。距離2000mの経験も豊富で、舞台適性は十分。未知の対戦相手に胸を借りる立場ながら、勢いと地力は侮れない。

三冠達成か、それとも新星の台頭か。ダート路線の歴史を塗り替える戦いが、いよいよ大井のナイターに幕を開ける。

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