【アルテミスS予想2025】新星か、それとも実績馬か?注目の有力馬4頭をピックアップ

2歳牝馬によるマイル重賞「アルテミスステークス」が行われる。このレースは阪神ジュベナイルフィリーズ、さらには翌春の桜花賞へと直結する一戦でありクラシック候補を占う意味でも重要となる。
出走馬の多くは新馬または未勝利を勝ち上がったばかりの若駒で構成される。実績よりも将来性が問われる一戦だが、過去の傾向を見ると「前走1番人気で勝利している」ことが上位進出の必須条件といえる。優勝馬だけでなく2着馬にもこの傾向が強く、3着以内のほとんどが前走で人気を集めていた馬だ。重賞実績馬が登場する場合は、その実力を素直に評価すべきで無視は禁物である。
また、当日の人気は上位人気が中心だが、近年は人気薄が1頭絡むケースも見られる。穴馬を絡めた馬券戦略も視野に入れたい。騎手面ではルメールの好成績が際立つが、近年は坂井瑠星、松山弘平の活躍も目立っていた。今年はこの3名が不在となるため、武豊や川田将雅といった経験豊富なジョッキーに注目が集まる。
レース傾向としては少頭数になることも多く、基本的には先行馬が有利。東京マイルらしく直線の末脚勝負にはなるが前で運べる馬が優勢となりやすい。
そうしたなかで注目すべきは4頭だ。まずはデビュー戦の芝1800mを快勝したマルガ。距離短縮にも対応可能で完成度の高さが光る。連勝で重賞制覇の期待がかかる。
続いてオープン戦で連続2着と安定感抜群のタイセイボーグ。スムーズに先行できれば、ここでも勝ち負けに加わる力を秘める。
さらに新馬戦で鋭い末脚を披露したフィロステファニ。位置取りに課題を残すが、展開がハマれば上位争い可能だ。
そして東京マイルでの走りに注目が集まるバースデイフライト。コース適性の高さで一発を狙える存在だ。
秋の東京開催を締めくくる一戦は来年のクラシックを見据える上で重要な意味を持つ。アルテミスステークスを制するのは果たしてどの新星か。未来の女王誕生の瞬間が再び東京のターフで訪れようとしている。

