【大阪杯予想2018】アルアイン条件良化、ここはメイチの勝負か?
高松宮記念が開幕し、いよいよ春のG1シーズンが到来。次週は阪神競馬場で昨年G1に昇格した大阪杯が開催されます。G1に昇格されたことで大阪杯→天皇賞春→宝塚記念というG1・3連戦のローテーションで挑む馬も出てくるでしょう。
前哨戦の金鯱賞で3着に入着したサトノダイヤモンドは大阪杯から天皇賞春というローテーションが発表されており、叩き2戦目となるここは格好をつけたいところでしょう。とは言え、前走の金鯱賞はいかにも久々という走りでズブさも見られました。大阪杯までに戻りきっていなくても天皇賞春までに復調していればそこで力を入れることができるので、アタマで狙うには怖い一頭とも言えそうです。
ならば狙いたいのはこの大阪杯をメイチで来ている馬。現在筆者が注目しているのは昨年の皐月賞馬・アルアインです。2月の京都記念で始動して2着に入着し、その後大阪杯へ向かうことを発表。叩きでもしっかり2着を確保しておりますし、阪神の内回り2000mという条件はこの馬にとってベストと言っていい条件です。ここは陣営もメイチで仕上げてくる可能性は高いのではないでしょうか。
メンバーにはペースを引っ張っていってくれるマルターズアポジーもおりますし、ある程度流れてくれればアルアイン向きの展開となる可能性は高そうです。今回池江厩舎からは合計4頭の馬が出走予定となっておりますが、また戻りきっていない可能性があるサトノダイヤモンド、ペースメーカー的な役回りが多いサトノノブレス、出遅れの多いペルシアンナイトなら、前哨戦2着で弾みをつけたアルアインが一番買いやすそうです。
大阪杯は、スピードが求められるラストスパート勝負にやりやすいという特徴からも、ディープインパクト産駒の活躍が目立つレースでもあります。2014年はキズナ、2015年はラキシス、2016年はアンビシャスといったように実際にディープインパクト産駒が好走しており、血統的な面においても後押しがあります。
ここで勝てればG1は昨年の皐月賞に次ぐ2勝目となります。4歳となった今年、ここでG1を勝っておけば馬の評価は一気に上がります。条件的にも向いており千載一遇のチャンスと言えるるこの大阪杯はメイチで勝負する可能性が高く、アルアインにとって己の真価が問われる一戦となりそうです。