【ステイヤーズS予想2016】アルバート、ここはベストの舞台
中山3600mで行われる平地レースでは最長距離のステイヤーズS。これに挑むは無尽蔵のスタミナを誇るアルバート。前走アルゼンチン共和国杯で2着だったが、2500mでは距離が短い。3000mを超えないとこの馬の本当の実力は発揮されない。
昨年圧勝のレース、状態面良化、高い距離適性。条件的にはここがベスト
昨年のステイヤーズSは世界のムーア騎手を背に非常に強い勝ち方だった。条件戦を3連勝して臨んだ昨年とは臨戦過程は違うが、今週の追い切りでキチンと仕上げてくるだろう。ジャパンカップは回避し、本命はここ狙い。来年の天皇賞・春を狙える器であることを証明したい。まだ上がある馬で、今の能力と状態ならクラシックの菊花賞でも間違いなく勝ち負けになったのは想像に難くない。
昨年は8戦レースを走ったが、今年はまだ3戦のみ。4戦目のステイヤーズSは状態面でも大きく期待できるだろう。昨年は条件馬だったのである程度レース数が増えてしまうのは仕方がなかったが、今年は3戦のみで全て重賞を使っている。天皇賞・春では期待されての6着で、ここら辺が非常にもどかしいが、来年こそはの気持ちが陣営には強いだろう。
その前にしっかりステイヤーズSを勝たなければいけない。直線失速する馬を尻目に1頭だけ残り、搭載エンジンの違いを見せつける。そんなレースに期待したい。