【金鯱賞2016予想】毎度おなじみたらい回しの金鯱賞、2017年は3月開催
今週末は中京で金鯱賞(G2)が開催されます。2011年まで宝塚記念の前哨戦として5月下旬に行われておりましたが、2012年に年末の開催へと移設され、有馬記念の前哨戦に位置付けられ、現在に至ります。しかし来年2017年には開催時期が3月へと移設され、今度は大阪杯の前哨戦という位置付けとして開催されるようになります。
グレード制が導入されてから数えると開催月変更は今回で4度目となりますが、毎度おなじみのたらい回しぶりに苦笑してしまいます。宝塚記念の時も有馬記念の時も連対馬を輩出しているステップレースですし、移設に関しては首を傾げたくなるファンも少なく無さそうですが、ここは転勤を命じられたサラリーマンのごとく腐らず置かれた場所で花を咲かせてもらいたいところです。
今年はリハビリ馬の激走に期待!!
さて、有馬記念の前哨戦としては今年が最期になる金鯱賞ですが、今年は例年以上にザ・2軍メンバーが揃いました。中でも筆者が個人的に気になった馬を紹介いたします。
リアファル
昨年の有馬記念16着から約1年ぶりに復帰となるリアファル。有馬記念後に腱鞘炎で長期休養していましたが、なんとか年内に間に合い参戦。とは言え年内は金鯱賞のみの予定のようで、まだまだ慎重なスタンスを崩せないというのが実状でしょう。
デニムアンドルビー
とっくに繁殖入りしていたと勝手に思い込んでいましたがまだまだ現役のデニムアンドルビー。昨年の宝塚記念で2着に入着後、右前屈腱炎を発症で戦線離脱しておりましたが約1年半ぶりに復帰します。ここと有馬で実績を残して繁殖入りとなるのか、はたまた来年も現役続行なのか。美熟女の行方が気になります。
トーホウジャッカル
前走は今年の宝塚記念(15着)のトーホウジャッカル。昨年、今年と成績がパッとしませんが2014年はクラシックの菊花賞を勝ったれっきとしたG1馬です。ジャパンカップに登録するも回避となり、ローテーションも迷走気味です。菊花賞の頃の輝きをもう一度見たいというファンは少なくないでしょう。イケメンの返り咲きに期待です。
故障&休み明けは割引きたいところではありますが、なんとも捨てがたい3頭でしたので紹介させていただきました。年末に移ってからの4年間は大きく荒れることがなかった金鯱賞ですが、リハビリ馬の激走に期待して楽しむのも面白そうです。
その他上位人気には最近好調の馬主・大魔神佐々木オーナーのヴォルシェーブや、同競走では2年連続で馬券に絡んでいるサトノノブレス、G3大将ヤマカツエースなどがおり、当日オッズが楽しみなメンバーが揃ったという印象です。さらには、今年で3度目の挑戦となるスズカデヴィアス、気づいたらセン馬になっていたプロモントーリオなど魅力的な穴候補も欲望をそそります。
今年は金鯱賞以外にも、大阪杯のG1昇格、ホープフルSのG1昇格&有馬記念の後となる12月28日の競馬開催予定など多くの変更点が発表されておりますね。正直ファンとしては振り回されるのにはもうこりごりで意に満たない点も多々ありますが、JRAはここ4年連続黒字で絶好調の様子ですし、この影響で競馬に興味を持つ人が増えて競馬業界が盛り上がり、日本全体が元気になってくれれば一競馬ファンとしてこの上なく喜ばしいことであります。