【葵S予想2018】アサクサゲンキ、ベストの舞台。ここでは格上か
新設重賞の葵ステークス。記念すべき第一回を制するのはどの馬になるのか注目が集まります。
ほとんどが重賞未経験という中、唯一重賞を勝利しているのがアサクサゲンキです。このメンバーなら格上の存在でしょう。
葵ステークスの舞台となるのは京都の芝1200m。アサクサゲンキにとっては初の京都コースで、1200mは昨年の小倉2歳ステークス以来実に約9か月ぶりと久々ですが、1200mは持ち前のスピードを存分に生かせる舞台ですし、キャリア2勝はいずれも1200mでした。
前走のファルコンステークスでは1400mでも2着に好走しておりますが、ベストはやはり1200mだと思います。長くなれば持続力が求められてきますが、長く脚を使えるタイプではない同馬は短い距離の方が向いているでしょう。距離に融通が利かないのは痛いですが、それでも選択出来るレースはたくさんありますし、新設重賞ということで注目を集める葵ステークスはちょうど良いレースではないでしょうか。
小倉2歳ステークスを制し早々と重賞ウィナーの仲間入りを果たしたアサクサゲンキ。その後は勝ち星を挙げれておりませんが、前走のファルコンステークスは7番人気・2着と激走しました。2走前の朝日杯フューチュリティステークスでは初のマイルに挑戦しますが、10着に敗れ、初めて大きく崩れます。距離がマイルに伸びると急に馬が変わったかの如く脆さを出してしまいます。マイル戦をこなすスタミナがないと言ってしまえばそれまでですが、1400mまでがこの馬の守備範囲と見てよいでしょう。今回はベストの1200mなので好走が期待できます。
相手関係を見ても強敵と言えば、3戦3勝のアンフィトリテくらいです。ここは実力的にはアンフィトリテと一騎打ちムードですが、スピード能力の高さではアサクサゲンキが一枚上と見ております。
坂のない京都の1200mならば一気に駆け抜ける事が出来、この馬のスピードが存分に発揮されると思います。3歳でしか参加できないNHKマイルカップやニュージーランドTは見向きもせず、短い距離のここに拘った陣営の判断からも、ここでの信頼度は高いはず。ここで勝利を収め、上昇のきっかけにしたいところです。