【アーリントンカップ2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

記事「【アーリントンカップ2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?」のサムネイル画像

3歳マイル重賞「アーリントンC」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ユリーシャ(牝3、中村直也厩舎)

4/12(水)栗東・坂路(良)4F52.9-3F38.2-2F24.7-1F12.2(馬なり)

松山弘平騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。3歳1勝クラスの僚馬ライオットガールを2馬身先行させ、しまいは内から馬体を併せてラスト2F12秒5-12秒2の好ラップを叩き出して半馬身先着しました。手応えは抜群で、騎手が手綱を抑えてもこの好ラップをマークしてくるくらいなので、馬は元気一杯。前走の最終追い切りと時計はそこまで変わりませんが、前走時は一杯に追われてのもので、今回は馬なりで抑え気味でこの時計。除外にはなりましたがもともと桜花賞を目指していた馬で、状態面は早い段階で整っていた馬です。最終追いも調整程度でこの動きと時計なら、いつでも力は発揮できる状態にあると見てよいでしょう。

ヤクシマ(牡3、寺島良厩舎)

4/12(水)栗東・CW(良)6F82.5-5F66.9-4F52.1-3F36.8-1F11.5(馬なり)

栗東CWコースで2頭併せ。併せ馬を1馬身先行させ、4コーナーは内から取り付いて直線序盤で並びかけると、馬なりの楽な手応えのままラスト1Fは11秒5の好時計をマークして併入しました。手前変えがスムーズでダイナミックな綺麗なフォームと、相変わらず動きの良さが目立ちます。直線序盤でやや手綱が引かれ追い出しを待たされましたが、これにしっかり応じてラスト1Fで弾けてと、操作性とセンスも共に抜群です。CWの3Fでここまで好ラップをマークしてきたのも久々で、好状態に仕上がっている印象を受けます。キャリアを積んでレースぶりが安定してきており、当初は真っ直ぐ走ることが課題でしたがこれもすでに克服。万全の態勢を持ってレースに臨めそうです。

ティニア(牡3、池江泰寿厩舎)

4/12(水)栗東・坂路(良)4F54.0-3F39.3-2F25.3-1F12.4(馬なり)

栗東坂路で2頭併せ。内から併せ馬を追走し、しまい重点に追われてラスト1Fは12秒4をマークして半馬身先着。序盤でやや外へ膨れるところを見せましたが、すぐさま立て直して真っ直ぐ伸びて先着。グイグイと進む力強い脚取りが目を引く追い切りで、馬なりながらも鋭い踏込みでシャープな身のこなしです。1週前はCWコースで併せ馬を行い、しまい重点に追われて6F84.0-1F11.4をマーク。昨年はまだ腰が甘くて成長段階という印象が強かった馬ですが、今年に入ってしっかりしてきた様子。フランケル産駒特有の前向きな気性は相変わらずですが、走り自体はレース毎に良くなってきておりここは高いパフォーマンスが期待できそうです。