【エリザベス女王杯2022予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は？

牝馬チャンピオン決定戦「エリザベス女王杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ナミュール（牝3、高野友和厩舎）

11/9（水）栗東・坂路（良）4F54.9－3F39.6－2F24.9－1F11.9（強め）

栗東坂路で単走。しまい重点に追われて坂は馬場の外ラチ沿いを馬なりながらも力強いフットワークで駆け上がり、ラスト1Fは11秒9をマークしゴール。1週前も坂路で外ラチ沿いを馬なりで追われて4F56.5－1F12.0をマーク。内容としては目立つものではありませんが、この馬は馬体維持が最大のポイント。先週は軽めに流す程度でしたが、最終追いではラストで仕掛けられて馬もしっかりそれに応えて脚を伸ばしているので、体には心配がないと見て良さそうです。疲れは上手く取れていると判断して高く評価したいと思います。

ウインマリリン（牝5、手塚貴久厩舎）

11/9（水）栗東・CW（良）6F83.2－5F67.8－4F52.5－3F37.1－1F11.0（強め）

栗東CWコースで単走。長めにやって序盤はリズムを重視しながら進め、軽快なラップでペースを徐々に上げていき、直線は馬場の真ん中を手応え良く伸びてラスト1Fはこの日最速となる11秒0をマーク。全体時計も自己ベストを更新しており、行きっぷりが良い中でも我慢をしっかり利かせて最後は弾けてと、時計・動きともに文句なしの内容でした。1週前には南Wで併せ馬を行い、6F84.0－1F11.5をマークし、併せた古馬オープンのシュネルマイスターと併入。追い切り本数も最終で10本目と乗り込み量も豊富です。3年連続のエリザベス女王杯出走となりますが「今年が一番良い」という陣営のコメント通り、好状態でレースに臨めそうです。

イズジョーノキセキ（牝5、石坂公一厩舎）

11/9（水）栗東・坂路（良）4F53.7－3F39.0－2F25.3－1F12.5（馬なり）

栗東坂路で単走。テンからスムーズにラップを速めていき、ラスト1Fで仕掛けられると12秒5の脚で伸びてゴール。流す程度の軽めの内容でしたが、中3週で1週前には併せ馬で時計も出しているので問題はないでしょう。その1週前は、C.ルメール騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、7F99.1－1F11.9をマークし、最後方から追った2頭に最先着を果たしています。長めにやってしまいは11秒9の鋭い脚で伸びて併走馬にも楽に先着と好内容の追い切りを消化できています。ここまでの臨戦態勢は順調そのもので、力は十分に発揮できる状態に仕上がっていると見てよいでしょう。