【東京新聞杯2020予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

春のマイル王決定戦の安田記念と同じ舞台ということで安田記念を占う意味でも重要な位置付けにある東京新聞杯が、今週日曜に東京競馬場で行われる。各馬が最終追い切りを行い、同レースへ向けた最終調整を終えてきた。今回は、中でも追い切りの評価が高いと判断した馬3頭を紹介したい。

クリノガウディー(牡4、藤沢則雄厩舎)

2/5(水)栗東・坂路(良)4F52.5-3F37.7-2F24.1-1F11.7(強め)

森裕太朗騎手を背に(レースは横山典弘騎手)栗東坂路で単走。しまい重点だが、リズムのあるフットワークで進めてラストは11.7秒の好時計をマーク。全体の時計はそこまでだが、1週前は全体で51.8秒、2週前も51.9秒と2週続けて坂路で51秒台をマークしており、順調な仕上がりだ。いつも坂路は良い時計を出してくる馬だが、今回も仕上がりは良さそうだ。

ヴァンドギャルド(牡4、藤原英昭厩舎)

2/5(水)栗東・芝(やや重)5F65.6-4F48.9-3F35.0-1F11.8(馬なり)

福永祐一騎手を背に栗東の芝を単走。序盤はゆったり馬なりで進み、徐々に加速していき、直線で軽く気合いを付けられると一気に伸びてラスト1F11.8秒の好時計をマークした。気性の難しさがある馬だが、追い切りでは道中もしっかりと折り合っており、精神的な成長もありそうな印象を受けた。使いながら慣れてきた馬で、今回も成長が楽しみな1頭だ。

ケイアイノーテック(牡5、平田修厩舎)

2/5(水)栗東・坂路(良)4F53.1-3F38.3-2F24.4-1F11.9(馬なり)

藤懸貴志騎手を背に(レースは津村明秀騎手)栗東坂路を単走。全体の時計はそこまで速くないが、ラストは1F11.9秒と鋭く伸びた。最終は余力残しといった内容だったが、1週前追い切りは坂路で一杯に追われて4F51.7-3F37.8-1F12.2の好時計をマークしており、気配の良さを感じる。ズブさがある馬だが、ラストは反応も良くしっかり終い伸びしている。