競馬ヘッドラインロゴアイコン

【JRAアイルランドT予想】涙の2着続きに終止符?!ボンドガール、悲願達成の瞬間迫る

2025/10/10 14:19
【JRAアイルランドT予想】涙の2着続きに終止符?!ボンドガール、悲願達成の瞬間迫る

「最強の1勝馬」の異名を取るボンドガールが、満を持して重賞初制覇を狙う。これまで重賞で2着6回。昨秋のG1秋華賞でも2着と健闘し、常にハイレベルな戦いを繰り広げてきた。実績こそ“1勝馬”だが、その中身は名実ともに重賞級。阪神牝馬S・5着、ヴィクトリアマイル・16着と春は凡走続きだったが、前走の関屋記念で見せた内容は復活を感じさせるものだった。

関屋記念では中団からの競馬。2番人気に推される中、フルゲートで牡馬換算58kgという厳しい条件ながら、ルメール騎手が冷静にさばいた。直線では馬群の間を割ってインを突き、最後まで鋭い伸び脚を披露。勝ち馬とは斤量差2kgを考えれば、実質的には互角の内容だったと言って良いだろう。ルメール騎手自身も「本来の走りを見せられた」と手応えを語り、復調を確信した様子を見せていた。内容的にも展開的にも、次につながる価値ある2着だったと言えよう。

今回は距離が1ハロン延びる1800m戦。折り合いに課題を残すタイプだけに、一見するとマイナス要素にも映るが、実際にはプラスに転じる可能性も十分。というのも、この馬は溜めてこそ末脚が生きるタイプ。距離延長によって序盤が落ち着けば、理想的な“溜め差し”の形に持ち込めるはずだ。先週の東京開催でも差しが決まる馬場だったことから、舞台設定としても悪くはない。焦らず脚を温存し、直線で一気に爆発させる形が理想だ。

本質的には中距離でこそ真価を発揮する馬でもあり、昨年の秋華賞2着がそれを証明している。超ハイペースで流れた中、武豊騎手が後方外目からじっくり溜めて伸びる理想的な競馬を展開。ラストまでしっかりと脚を使い、リバティアイランドに次ぐ2着に食い込んだ内容は、勝ち馬以外には完敗を許さない堂々たるものだったと言って良い。外を伸び伸び走らせたときのパフォーマンスこそ、この馬の本領である。

それでも、折り合いというリスクは常に付きまとう。気持ちのコントロールを誤れば一瞬でレースを崩す爆弾を抱えており、買い方が難しいタイプであることも事実。だが、前走でルメール騎手が見せた落ち着いた騎乗ぶりを見る限り、再び手綱を託された今回も信頼度は高い。

秋華賞・2着という実績、そして関屋記念で見せた確かな復調気配。すべての条件が噛み合えば、これまで幾度も取り逃がしてきた「重賞タイトル」に手が届く可能性は十分にあるだろう。最強の1勝馬、ボンドガールがついにシルバーコレクターを返上するのか?悲願を果たした瞬間の喜びを存分に味わうためにも、この馬の馬券は是が非でも買っておきたい。 

【サウジアラビアRC予想2025】東西の精鋭激突!ニシノエースサマVSアスクエジンバラ、次世代王者はどっちだ?!
新LINEを必ずご確認ください