【新潟記念2024予想】サマー2000シリーズ最終戦!ライトバックやアリスヴェリテなど出走予定馬を考察
夏競馬も終盤戦です。夏の新潟開催を締めくくる重賞、そしてサマー2000シリーズの最終戦である「新潟記念」が開催されます。秋のG1シーズンも迫ってきたということで、夏のハンデ重賞ながらもここから秋のG1に駒を進める馬も少なくありません。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ライトバック(牝3、茶木太樹厩舎)
桜花賞とオークスでいずれも3着だったライトバック。2月のエルフィンSは中団追走から抜け出して快勝しただけに、桜花賞を最後方から進めたのは意外でした。厳しい位置取りと思えましたが、そこから怒涛の追い込みで3着に食い込んだのは馬が強い証拠でしょう。続く前走のオークス後方で控えて脚を溜め、直線は馬群を突いて3着とよく伸びてきました。前走は返し馬までホライゾネットを着用していたように折り合い面に課題がある馬で、今回も道中いかにスムーズに折り合って脚を溜めることができるかがカギ。3歳牝馬の中でもトップクラスの実力馬で、決め手の強さや斤量的にもここは勝ち負けを演じる可能性は高そうです。
アリスヴェリテ(牝4、中竹和也厩舎)
前走のマーメイドS・1着から参戦するアリスヴェリテ。前走は前半34秒8、後半36秒1という絶妙なペース配分で逃げ切り、重賞初制覇を果たしました。50kgという軽量を活かした見事な逃げ切りでしたが、条件が向いただけでなく、大逃げがわかりながらも捉えさせなかったのは馬が強い証拠でしょう。この後は米G1のBCフィリー&メアターフを予定しており、ここは叩きの一戦となりますが、今回のメンバーなら実力は上位。重賞連勝で弾みを付けての渡米も十分ありえるでしょう。
レッドラディエンス(牡5、友道康夫厩舎)
前走の七夕賞・1着から参戦するレッドラディエンス。重賞初挑戦ながら、スタート後は落ち着いて後方で脚を溜め、速いペースの中でもしっかり折り合って追走。直線は鮮やかに抜け出してメンバー最速タイの上がりを繰り出して差し切り勝ちと、強い勝ちっぷりで圧勝しました。ハイペースで展開が向いたところもありますが、中団での折り合い、直線の反応と手応え、2馬身突き放した伸びとどれも優秀で、展開の恩恵を差し引いても強い内容でした。デビュー戦の6着以外はいずれも3着以内と安定感は抜群で、左回りも全く苦にしないタイプ。5歳を迎えて本格化ムードが漂っており、ここでも高いパフォーマンスが期待できそうです。