今週日曜は東京競馬場で障害G2の「東京ハイジャンプ」が開催。暮れの大一番・中山大障害の前哨戦として実績馬が多く集結するレースです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

エコロデュエル（牡6、岩戸孝樹厩舎）

前走の中山グランドジャンプを制し、障害G1初制覇を果たしたエコロデュエル。普段は後方で控える競馬が基本だった同馬でしたが、前走は早い段階で前目の位置に付け、1200mあたりから後続を離す逃げを展開。最終的には8馬身差で押し切る強い競馬を見せてくれました。2走前の阪神スプリングジャンプで先行策を取ったことをさっそく大舞台でも活かしてきたのは好感が持てます。飛越の不安定さはまだありますが、スタミナは抜群で先行力も身に付けた今なら、連勝の期待十分でしょう。

ジューンベロシティ（牡7、武英智厩舎）

昨年の覇者で、連覇を狙って今年も参戦するジューンベロシティ。昨年は好スタートからハナを切り、自分のリズムで行って最後まで余裕ある強い競馬で快勝。東京の障害3110mは【4-0-0-1】と好成績で、買った4勝は全て上がり最速。2走前の東京ハイジャンプSを快勝し、同一重賞3連覇の大記録を達成しました。基本的にはスピードタイプで、安定して前目に付けることができるのは魅力です。背負い慣れた61kg、得意の東京コース、安定した先行力ならここでも上位争いは必至でしょう。

サイード（セ6、角田晃一厩舎）

前走の新潟ジャンプS・2着から参戦するサイード。今年は小倉ジャンプS、東京ジャンプS、新潟ジャンプSと3戦連続で2着が続いています。勝ちきれていないのが現状ではありますが、昨年夏頃までは障害オープン戦でもまだ苦戦していた馬。昨年の秋頃から本格化パフォーマンスが上がって本格化ムードを漂わせています。前走の新潟ジャンプSも上がってきたヒートオンビートを差し返す見せ場を作っており、今後が楽しみな1頭です。