【チューリップ賞2023予想】3歳牝馬クラシック戦線の主役候補集結!ドゥーラやキタウイングなど出走予定馬を考察
今週は牝馬クラシックの第一弾となる桜花賞へ直結する一戦「チューリップ賞」です。昔からクラシックの有力馬が集結するレースで、2018年にG2へ昇格したことで、いっそう注目度の高い一戦となりました。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ドゥーラ(牝3、高橋康之厩舎)
前走の阪神ジュベナイルフィリーズ・6着から参戦するドゥーラ。その前走は出遅れて17番手の後方からとなり、直線も狭いところで窮屈な形になりながら0秒7差の6着。スムーズなら上位に食い込んでいたと思わせる末脚は使えていました。2走前の札幌2歳Sでは中団前目から追走し、早めに動いてメンバー最速の上がり3Fで牡馬を降して重賞初制覇を達成しており、スムーズならこれだけ強い競馬をしてくれる馬です。過去4戦はすべて上がり最速のタイムをマークしており、末脚自体は堅実で鋭いものを持っています。瞬発力勝負になりやすい阪神外回りのここなら、存分に力を発揮してくれるでしょう。
キタウイング(牝3、小島茂之厩舎)
前走のフェアリーSを制し、重賞2勝目を果たしたキタウイング。重賞初制覇を果たした新潟2歳Sでは上がり3F33秒0という驚異の末脚で差し切って快勝しており、前走のフェアリーSも狭い内を抜け出してメンバー最速の上がり3Fで快勝と、勝った2つの重賞は圧巻の内容です。2走前の阪神ジュベナイルフィリーズでは14着と大きく順位を落としましたが、ハイペースで先行策が裏目に出たかたち。再び後方待機策で臨んだ続くフェアリーSは4コーナーで内を突く差し切り勝ちで、しっかりと巻き返しを果たしてきました。小柄な牝馬で阪神ジュベナイルフィリーズでは馬体を減らしていたので、今回も阪神への長距離輸送で馬体を落とさずに臨めるかどうかが課題となりそうです。
ペリファーニア(牝3、鹿戸雄一厩舎)
昨年12月に中山マイルで行われた新馬戦を快勝したペリファーニア。中団追走から道中徐々にポジションを上げていき、4コーナーでは好位から抜け出してあっさり差し切る横綱相撲で快勝。単勝オッズ1.4倍という圧倒的人気にしっかりと応える勝ちっぷりでデビュー戦を飾りました。時計的には目立っていませんが、まだまだ余裕のある走りで底は見せていません。クラシックで活躍したエフフォーリアの半妹ということで前評判は高く、実戦でもクラシック候補への主役になれる器であることを証明してくれました。メンバーの格が上がるここは試金石の一戦となりそうです。