【オーシャンS予想2020】ナックビーナス、人気2頭退け逃げ切りなるか
高松宮記念の前哨戦となる今週土曜中山のメインレース・オーシャンステークスでは、昨年のスプリンターズステークスで1, 2番人気をわけあった両頭が激突します。タワーオブロンドンは主戦のルメール騎手が引き続き騎乗し、対するダノンスマッシュは香港スプリントでデットーリ騎手に乗り替わりとなりましたが、川田騎手の元へ手綱が戻りスプリンターズSの雪辱戦となります。
G1での上位実績馬同士ということで2強オッズを形成していますが、ここはあくまで前哨戦ということを考えると人気薄を絡めた馬券に妙味があると考えて狙ってみたいのが、先日の中山記念をダノンキングリーで制した横山典弘騎手のナックビーナスです。
昨年のオーシャンステークスにも参戦しておりモズスーパーフレアの2着という内容で、その後はラピスラズリステークスを勝利し、続くタンザナイトステークスでも2着とオープン戦では安定感を示していますが、重賞では結果が残せていない現状です。脚質的には先行というよりは逃げ馬に近く、勝つときは鮮やかなものの、負けるときはあっさり沈んでしまう印象です。
今回は人気馬2頭が共に差しに徹して結果を残していることもあり、同じ逃げ馬のレジーナフォルテやカッパツハッチなどを抑えてハナを切れれば大物食いも狙えるのではないでしょうか。実績から3,4番人気に落ち着きそうですが、2強に人気が集まることが予想されるため、単勝に妙味があるのではないかと見ています。
中山は【3-6-1-1】と得意な舞台だけに、今年は勝って有力馬の一頭として高松宮記念へ挑んでほしいものです。